【スーパー戦国時代】「トライアルGO」「ツルヤ」地方スーパーが続々上陸 生き残りのカギは「店の特色」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

大手スーパーの牙城を崩そうと、次々と首都圏への出店を始めた地方発の「ローカルスーパー」。
新たに福岡発の格安スーパー「トライアルGO」が7日、東京進出を果たしました。

■生き残りのカギ「店の特色をどう出せるか」

日比麻音子キャスター:
関東に続々と、様々なスーパーが進出しています。

格安スーパー「トライアルGO」が東京初出店となりました。

福岡県に28店舗を展開してきましたが、東京にも「西荻窪駅北店」「富士見台駅北店」の2店舗同時出店となりました。

流通経済研究所の池田満寿次氏によると、強みは“圧倒的な安さ”だそうです。

系列スーパーがあり、そこで製造できるので、惣菜を安く提供することができます。

また、徹底したデジタル化をすることで、人件費の削減など運営コストも下げることができ、安さを実現できるということです。

スーパーを選ぶとき、どのような基準で選ぶでしょうか。

【利用しているスーパー】
・2店舗 40.5%
・3店舗 22.5%
・4店舗 11.7%
→複数利用は約75%
※全国スーパーマーケット協会調べ

利用しているスーパーが複数あると答えた人は、約75%だったということです。

流通経済研究所の池田満寿次氏は「複数使うスーパーの中の1つに選んでもらうために、店の特色をどう出せるかが生き残りのカギ」と話していました。

■「刺身にはいけるんですけど」お客さんにアドバイスも

日比キャスター:
地方発のローカルスーパーの強みを取材しました。

発泡スチロールに入ったままの魚がずらりと並ぶ、市場のような鮮魚売り場がある、スーパー「バロー」。

岐阜や愛知を中心に248店舗を展開していて、11月21日に横浜市に関東第1号店をオープンします。

天然ハマチは、一尾1500円。ほかにもイサキやカレイ、高級魚のキンメダイもお買い得です。

お客さん
「お魚コーナーはまず絶対に見ますね。(丸ごとでも)一日でぺろっといっちゃいますね」

「鮮度の良いおいしいものがいただけるということと、品揃えが店全体としては非常に多い」

馴染みの魚から普通のスーパーにはあまりないものを含め、常に30種類以上を取り揃えているといいます。

バロー 中小田井店岡本潤 店長
「バイヤーと部門の責任者が毎日連絡を取っておりまして、すぐに新しい商品・お値打ちな商品が入ってくるという強みがあります」

売りはほかにも。

お客さん
「ケンサキイカって…」

店員
「刺身にはいけるんですけど、冷凍で最大2日間」
「刺身、アラはなくて良かったですか?」

お客さん
「使える?」

店員
「小さいですけど、煮つけとか」

このようなアドバイスをしてくれて、どんな魚でも、お客さんの好みや希望にあわせて、無料でさばいてくれます。

まるごと味わいつくせるのも魅力の1つです。

岐阜発「バロー」は、11月21日に「横浜下永谷店」をオープンします。

魚の「1本売り」もしていて、様々な種類を取り扱っています。グループ全体で、関東での早期の店舗拡大を目指すということです。

■ジャムは60種類以上 ツルヤ「2・6・2の原則」

日比キャスター:
さらに、着々と店舗数を増やしている長野発の「ツルヤ」は、「Shufoo! ベストオブスーパー2025」で2年連続の品揃え部門1位に輝きました。

豊富なプライベートブランドがありますが、信州産ふじ「りんごバター」(431円/155g)は、お土産にも大人気となっています。

山内あゆキャスター:
もうセレクトショップですよね。オリジナルのブランドが並んでいて、松本に友達が住んでいるのですが、車を出してもらって、わざわざ大きなツルヤに行きました。

日比キャスター:
ツルヤの「ジャム」は60種類以上がずらりと並んでいて、くるみやブドウ、巨峰などもあります。

長野は、様々な美味しいものやフルーツもたくさんあるので、こういった特徴を生かしたプライベートブランドの大展開をしています。

人気のプライベートブランドばかりではありません。

ツルヤには「2・6・2の原則」があります。

【ツルヤ「2・6・2の原則」】
「2」プライベート
「6」大手メーカーの商品
「2」地域の商品・特産品

あれだけ豊富にありましたが、プライベートブランドは2割にするというポイントがあるそうです。

大手メーカーや他のスーパーでも手に入るような商品は6割に。地域の商品や特産を取り扱うのが2割だということです。

この「2・6・2」という割合がポイントだそうです。これによって、幅広い選択肢をお客さんに提供することができるといいます。

続々と出店していて、群馬には11月末に6店舗目(明和店)を展開するということです。

品揃え部門1位ということで、約2万5000品を揃える予定だそうです。

南波雅俊キャスター:
自炊派にとっては、品揃えが豊富なのはすごく嬉しいです。

日比キャスター:
ローカルスーパーは、いろんな特徴があって、地元のスーパーが近くなるのは安心しますよね。

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「トライアルGO」「ツルヤ」地方スーパーが続々上陸 関東で“スーパー戦国時代” 生き残りのカギは「店の特色」【Nスタ解説】

23 Comments

  1. 都内の人のツルヤの知名度ってどんなもんなんかな
    いつ行っても人が多いし混んでいない店舗を見ないレベルだから
    まだ東京進出しないのかという感じではある
    昔は地域密着って言ってた気がするけどもう群馬にもあるのな

  2. ツルヤの生そばスーパーで買える生そば界隈の中でダントツで好き
    スーパーの生そばはつなぎの小麦粉感が強くてダメだがツルヤにはそれがない

  3. トライアルは西友を買収してから全体的に値段上がったし税込表示やめたりで、店舗増やす戦略とはいえ一番の強みの安さが弱体化したのは残念

  4. バローは安くもなく、パンも惣菜も特に美味しくないので、選択肢が他にあるならあえて選ぶ必要がないと思う
    都内だと競争があるから安くなるかもしれないけど

  5. イオンがいなげやとカスミとマルエツ とマックスバリュ関東をUSMHで傘下に入れてるし、ピーコックもダイエーもビッグエーもまいばすもイオングループやから首都圏でもイオンの一人勝ちになってしまうんかと思ったけど全然そうでもなさそうやな

  6. 仕事で軽井沢に住んでた時はツルヤさんにお世話になったけど、ご当地物が珍しいだけで首都圏に進出するメリットなんてあるのかな?

  7. 買い物を楽しむのならツルヤ。ただ、店に入ると目移りしちゃって予定よりたくさん購入してしまう。番組でも言っていたが、品揃えを確保することを重要視しているため、店舗数よりも、1店舗あたりの売り場面積を増やしていく方針みたいで、特に長野県は今後スクラップアンドビルドをやっていくかもしれないと聞いたことがあります。松本などは1年間休んで売り場面積を1.5倍にするとか。