1年で最も危険な秋のスズメバチ ハンター驚愕!住宅地に1500匹巨大巣 11月も要警戒【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年11月10日)
全国各地でスズメバチに刺される被害が相次いでいます。秋になるとスズメバチの活動が活発になり、凶暴化するおそれもあるので注意が必要です。
■スズメバチが小学生を襲撃
東京・青梅市の小学校で、児童や教職員ら合わせて22人がスズメバチに襲われる被害が発生しました。児童らは授業の一環として落ち葉拾いなどをしていたところ、土の中に巣を作っていたクロスズメバチに刺されたといいます。
近隣住民
「ハチは怖いなと思います。(今回の被害は)たまたま小学校というだけで、それがどこで起きるかが分からないってことですよね」
また、先月7日には広島県廿日市市の登山道で、校外学習中の小学生ら19人がハチに刺される被害も発生しました。
■ハチ1500匹VSハンター 超巨大巣との格闘
各地で相次ぐハチに刺される被害。実は秋は一年の中で最もスズメバチが凶暴になる季節だといいます。この時期、依頼が殺到しているスズメバチハンター。駆除に同行させてもらいました。
この日依頼があったのは茨城県守谷市の住宅。巣がある場所まで案内してもらうと、住宅の軒先におよそ60センチもあるキイロスズメバチの超巨大な巣がありました。
キイロスズメバチは、様々なスズメバチの種類の中でも人が刺される被害が多く、死に至ることもあります。さらに…。
スズメバチハンター 松原暢明さん
「今この時期から危険なのは、オオスズメバチがキイロスズメバチを攻めた時ですね」
この時期は、オオスズメバチが餌(えさ)を求めて他のスズメバチの巣を襲うことがあり、普段よりハチが神経質になるため危険な状態だといいます。危険なスズメバチ駆除のため、ハンターが取る作戦は?
松原さん
「作戦はもうね、ひたすら吸い込んじゃうんだよ。20分もあれば全部吸い取れるんじゃない。ほぼほぼ」
「切り込み隊長」の松原さん。掃除機を改造したバキューム吸引機で、ひたすらハチを吸い込んでいく作戦をとります。ハンターが巣に近付き作業を始めると、巣からハチが一斉に飛び出しハンターの周りはあっという間にハチだらけに。
「うわ、嫌だ嫌だ。すごいよ。顔はやめてくれ。すごいぞこの数、全然減らないでしょ。20分じゃ終わらないかも」
「ほんと2年ぶりだよ。こんなにハチがいるの」
吸っても吸っても巣からどんどん出てくるハチ。取材班のカメラもハチだらけに。
「キイロスズメバチは防衛待機バチじゃなくても、集団で人を襲う習性を持っているので。やっぱりキイロスズメバチは攻撃性が獰猛(どうもう)ですよね」
ようやくハチの勢いがおさまると、巣の中のハチをほとんど吸いきることに成功。当初は20分で終わる見込みでしたが、倍の40分ほどかかりました。
いよいよ巣の撤去に取り掛かります。撤去するのはベテランの田迎真人さんと、ノースリーブがトレードマークの内田優さん。
しかし、巣が大きく頑丈なため、撤去するのも一苦労。大小2つののこぎりを駆使してがっちりと軒下に作られたハチの巣を切り離していきます。2人がかりで作業することおよそ10分。大きなハチの巣が軒下から取り外されました。
作業開始からおよそ1時間、ようやく巣を撤去することができました。実際に重さを測るとなんと5.2キロ。ハチの数はおよそ1500匹にも及びました。
撤去された巣を見た依頼者は「ほっとしています。頼んでよかったなと思います」と話しました。
■激しい攻防…秘密兵器で応戦
スズメバチの猛威は千葉県でも…。
松原さん
「(Q.大きいのがいる?)オオスズメバチですよ、これはね、大変だよ。取るの」
スズメバチの中で最強といわれるオオスズメバチ。凶暴で、毒性が高く、人が刺されると死に至る危険性があるため“殺人スズメバチ”の異名も。特に秋は繁殖期で、より凶暴化する危険があるといいます。
「この時期からは、新女王バチとか生まれてきて、巣を守ろうとする防衛本能が出てくるので。車とかあそこに止めて(ドアを)バーンとかやった時の振動とかで、襲い掛かってくる時もあるので」
依頼者が気付いたのは、2週間ほど前。怖くて車の乗り降りもできない状態だといいます。
「オオスズメバチは確実にグローブ2枚じゃないと、いかれる(貫通する)んで」
巣の場所を特定するため、まずは下草や竹を切る作業から。奥へ進んで行くと、ハチの出入り口を発見。“おっかぶせ”という金網で出入り口を覆い、ハチを一網打尽にする作戦に。しかし…。
「出てこないね。いるんだけど出てこない。全然出てこないね、どうした!」
“おっかぶせ”作戦は失敗。裏をかくように、別の場所から出てきたハチがハンターを攻撃します。
「これは、長期戦だね」
攻撃をしのぎながら、さらに土を掘っていくと、ようやく一番巣に近い出入り口を発見。“おっかぶせ”でふさぐと、今度はどんどん中にハチがたまっていきます。
外に残っていたハチが、最後の攻撃を仕掛けてきます。何とか網で捕獲し、攻撃に耐えるハンター。ハチで一杯になった“おっかぶせ”をはずし土を掘って行きますが、なかなか巣が見つかりません。
ハンター3人が横に掘り進めること1メートル以上。そして、ようやく巣が取れました。巣は、直径最大で45センチの4段で、ハチの数はおよそ500匹でした。
依頼者
「この2週間恐ろしかったですね、怖かったです」
■生活圏に巨大巣 住民恐怖
男性が車の中から撮影したという映像には、土の中から次から次へとはい出して来るスズメバチが映っています。
場所は、茨城県坂東市の会社のすぐそばにある道路わきの茂み。人が多く通る場所だといいます。ハンターが早速確認してみると…。
スズメバチハンター
田迎真人さん
「オオスズメバチだこれ!こらやばいよこりゃ!これやばい、これもう無理無理!ダメだ、危ねえ。これだめだ、これやばいやばい」
近隣住民
「ちっちゃい子がこの辺いるから意外と。早めに駆除してもらったほうが」
まずはこれ以上ハチが出てこないように巣穴に“おっかぶせ”を使う作戦に。
松原さん
「(Q.結構数いる?)いるよ、いる。まあまあでかいと思うよ。この時期は(巣が)小さいほうがおかしいでしょ」
ハンターの思惑通り、網の中には大量のハチが。しかし肝心の巣は土の中。木をかき分け掘り進めますが、木の根に邪魔をされなかなか巣までたどり着くことができません。
そこで、ハンターが取り出したのはチェーンソー。邪魔な根をチェーンソーで切っていきます。さらに掘り進めていくと…。
田迎さん
「おお、外れた!」
作業開始からおよそ1時間経ってようやく巣の全貌が明らかに。取り出したのは5段に及ぶ大きな巣。
松原さん
「オオスズメバチはやっぱりね、攻撃性が強いんだよね。執着心がすごいね、オオスズメバチは」
■猛暑影響が今も 11月も要警戒
続いて、ハンターが向かったのは…。
松原さん
「本当だったらオオスズメバチが一番ピークの時期なんだけど、今はキイロスズメバチがピークといってもいいぐらいだよね」
普段より遅い時期に最盛期を迎えているというキイロスズメバチの活動。茨城県坂東市にある寺の敷地内にも巣がありました。
依頼者
「全然気が付かなかった。これ見てびっくりした。この辺朝に歩いていても飛んでくるから。これはちょっとやばい」
このままでは危険なため、脚立に上って早速作業を始めます。
今年のハチの特徴を聞くと、松原さんは次のように話しました。
「今年は猛暑で季節も全然寒くならないじゃない。やっぱり1~2週間は巣が終わるのが伸びているはずなので」
暑さが続いた影響でハチが活動する期間が例年より延びているため、危険な時期が長く続くといいます。
巣を守る攻撃的なハチを吸い込むと、ノコギリで巣を取り出しにかかります。大きなキイロスズメバチの巣が取れました。
撤去された巣を見た依頼者は、「よかった、助かった。ここ人通るからね。結構人が入っていて」と話しました。
松原さん
「今年は11月になっても油断はしないで。オオスズメバチとキイロスズメバチはまだ残っているから。気を付けないとダメ」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年11月10日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
10 Comments
怖い・・・命懸けの作業。
本当にお疲れ様です。
今年もこれ見ちゃうのよね
市街地で放置された空き家とかに作られると、駆除業者さんも立ち入りが出来なかったりして最悪だろうな
スズメバチがいなけりゃ稼げないわけだからハンターにとってはまたとないビジネスチャンスだろうな。
今年もこの季節がやってきましたねぇ
そろそろスズメバチ使った精力増強レシピとかも紹介したらどうです?
スズメバチ駆除で地球温暖化促進。
来年2026年の夏から秋は平年よりかなり低くなってほしい
6月:北海道内は3月から4月並みの異常低温、本州以南は梅雨寒
7月:7月下旬を除き北海道内は4月から6月並みの低温、本州以南は6月並みの低温
8月:1日から6日までを除き顕著な超低温
9月:全国的にかなり顕著な超低温
10月:上旬から中旬は奄美沖縄を除きかなり顕著な超低温、下旬は奄美沖縄は平年並みか高く、西日本から北日本は平年並みか低い
11月:北海道は平年より低い、東北は平年並みか低い、関東は平年並み、東海北陸と西日本日本海側は平年並みか高い、西日本太平洋側は平年より高い、奄美沖縄は平年よりかなり高い
ニュース遅すぎ
寒くなったからハチ見なくなったよ
みどり産業は、雀蜂駆除は安定的だな
2:28 デカ巣を観た時の松原さん、
11:19 オオスズメ観た時の田迎さん、
この時期の風物詩だねw