5カ月で316億円“ニセ警察詐欺”巧妙手口「振り込まないと逮捕」「あなたの携帯が…」【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年7月8日)

性が契約されてしまうと、え、突然、え、ご自宅に、え、高額な請求が来たりとか、こちらではね、対処がなかなかできなくなりましてね。 [拍手] はい。 総務省の職員や警察官、健事などが次々と電話に匠に不安を煽り、現金を振り込ませる劇場型詐欺。 画面に警察官の姿で現れ、手帳を見せる大胆な手口もちょっとちょ、怖いなと思いまして。 その被害は過去最悪のペースで増加。 [音楽] 若者世代もターゲットに 怖かったです。もう震えてまし。ほぼ 全財産を振り込んでしまって自分のね容疑 とか疑いが晴れるならと思って 5ヶ月で316億円偽詐欺 工業手口振り込まないと逮捕。 こちらの方の、え、電話番号から、え、 違法なメッセージが送信されてると通報 ございまして、今回ご名義であるクリ、え 、全ての携帯番号及び番号が2時以内に 回線停止されるという予定になっており ましてね、ま、こちらの方から、え、送品 の対応が必要かとご連絡させた次第なん ですが、 これは茨城県に住む田さん。52 歳のスマホにかかってきた総務省の職員を名乗る人物からの電話です。 ちょっとびっくりしまして。 うん。 印象っていかがでした? お役所にいる丁寧な方っていう印象ですね。 決して棒読みしてる感じでもなく うん。 自分の名前や携帯電話の番号まで把握している総務省職員を名乗る男は丁寧な口調で 2 時間以内に携帯が使えなくなると不安を煽ってきたと言います。 え、この電話番号は、え、栗田様が、え、 4月16日、 え、鹿児島市田で契約されたと記載ございますが、これ引用覚防覚えはございませんか? はい。ないですね。 栗田様ご本人民はないということですよね。てないです。はい。 分かりました。契約名が栗田様で今緊急連絡先として今いいてる携帯ですね。こちらが記載されてるっていう次第なんです。 縁もゆかりもない鹿児島県で携帯電話が勝手に契約され、悪用されていることを告げられる栗田さん。 [音楽] 男は丁寧な語り口調ながら不安を書き立ててきます。 今のところね、え、ちょっと心配なのは はい。 誰かが様の情報を使って携帯を契約して違法なメッセージを送信しているという、え、事実同じような手法でさらに不正な業務が契約されてしまうと、え、突然、え、ご自宅に、え、工額な請求が来たりとか、 [音楽] また別の携帯が契約されて、え、悪されたりとか いう風なことになると、え、警察からね、え、今度は ありますので、 その場合にはもうこちらではね、対象がなかなかできなくなりましてね。 [拍手] はい。 このままだと事態が悪化し、警察沙汰になりかねないと忠告されます。 大変失礼なんですが、本当に契約していないというあればね、これすぐに警察署に通報して、え、この事件、これをね、操作してもらうことをお勧めします。 [音楽] いかがですかね。はい。 おお。よろしいですか? わかりました。 電話を総務省からそのまま警察署についでもらうと、 [音楽] こちらは鹿児島県警察本部でございます。ご要件をお伺いしますのでお待ちください。 はい、こちら島警察署です。 事件ですか?どこですか? あ、あの、今総務省から電話がありまして、私の身分証明書不正利用されたらしくてですね。 [音楽] 男性が状況を説明すると、警察を名乗る男も丁寧な口調で不安を煽るように説明を始めます。 [音楽] で、今の状況だとやはり早に対応する必要っていうのが、え、ありません。 2 時間後に総合中心局が法的処置っていうのを取る予定っていう風にはなってます。 何の警告もあの昨日まで一切なしに急に止めるなんていうのあり得るんですか? そこに関しては全く分からないんですけども、プリ田さんが、え、迷惑メールを送っているっていう形になってしまってるみたい。 [音楽] 身覚えがなければすぐにでも被害届きを出すように説明されます。本来であれば、え、やはりね、え、直接こう来ていただいて、え、被害届けを出す必要があるんですけども、 [音楽] ま、早急にね、え、ま、2 時間という、え、時間の制限とかもあり、 この電話でね、事情調子から被害届けの提出っていうところまでやらせていただくことはできます。 警察を語る詐欺とかね、あの、役所を語る 詐欺とかっていうのが増えてます。遠隔で の事情聴とかを行う前にですね、必ず 私たちも法律に従って、え、どの警察署に 通報してるのか、あとはどの警察官が対応 してるのかっていうのを確認していただく 必要があります。 そう話すとLINEのビデオ通話に誘導。 現れたのは橋本かを名乗る男です。 画面越しに警察手帳を見せる男の服装は警察の制服のように見えます。 もういかにも警察というバックの中に、え 、ま、橋本という男性が映像で出てきて、 後ろに閉め手配反の写真が貼ったような 画像でしたけども、ま、信じちゃっても おかしくないような映像ですかね。 田さんはLINEに誘導されるなど不審な 点があったため詐欺だと見抜きお金を要求 される前に泣きを得たと言います。 この映像を元埼玉県捜査一家 佐々木さんに見てもらうと まず警察がSNSのアカウントで連絡を 取ってくることは絶対ないですね。ました 。LINE で何かこの連絡をしてくるっていうこと、また誘導してくるっていうことはまずないですね。 うん。 この警察手帳なんです。これかがですか? うん。あの、僕が見るともうこれはすぐ偽物って分かりますね。警察官のその桜の大門のマークがちょっと違います。安っぽいすね。 ああ、 長い間手帳を持ってる警察官だから見極められるので。 うん。うん。 これ分からない人は見せ、あの、見極められないと思うんですよ。 警察関係者でなければ見極めることが難しいという警察を語る詐欺話。今同じように制服姿の警察が逮捕上を示すなどして不安を煽り、資産保護や座調査の名で金を振り込ませる詐欺が増。 [音楽] 今年の1月から5月の5ヶ月間で被害額が 316億円を超え、1日に換算すると 2億円に及ぶ被害が確認されています。 [音楽] ちょっとちょ怖いなと思いまして私はなんとか分かりましたけども 私の親世代だとちょっと厳しいと思いますね。 [音楽] うん。 宮崎県に住む30代の女性にも静岡県を 名乗る人物からの電話が 容疑者の自宅からあなたの名義の銀行の キャッシュカード はい が見つかりましたと あなたが容疑者として上がってるので ほ 出頭してもらえませんかという風に言われてで大阪の方って言われたんですけど 自分名義の銀行講座が事件に使われ容疑が かかっているため 府県まで出頭を要請されたと言います。 すごい言葉遣いも丁寧で本当にもう警察の 方 っていう疑いもせずにずっとお話してまし たね。 女性は宮崎にいるため大阪へ出頭できないことを伝えると電話は大阪府景を名乗る男につがれ、 LINEのやり取りに誘導されます。 身文章が画像で送られてきて うん。 松本なんとかっていう純部長みたいな。 これは実際に送られてきた警察手帳の写真。 スーツを着た男の顔写真の下には松本たし巡査部長と書かれています。 2 文書をまずご提示してくださいって言われて、 それは私が無実を晴らすためと言いますか、自分のその証明をしっかりして欲しいっていうだったのかで運転免許書の表と裏の写真を撮って送ってくださいって言われて送って はい。 女性は警察であることを信じて疑わず個人 情報を送ってしまいます。 その後、大阪府から健二へとやり取りが移り、自身の容疑を晴らそうとするものの様子が一ぺん。 口調とかも はい。2 番目の方は結構丁寧だったんですけど、強気の口調で雑な喋り方という健事を名乗る男が捜査名で確認してきたのは [音楽] あなたの口座で不正な取引が行われていないか調査するので全ての口座と残高を一単位で教えてください。 後々バレてしまうので嘘を使うみたいなこと言われたんです。正直におっしゃってくださいって言われてうん。 1円単位まで残高を教えてください。 1番金額が大きかったのが 104万 女性は素直に交差の下 4桁や104万円の残高など全て 1 円単位で伝えてしまいましてさらに剣事は強い 5期でこう続けます。 [音楽] 口座を調査するので 104 万円を金融の講座に双金してください。 怖かったです。もう震えてました。どうしようって本当に ほぼ全在さんを振り込んでしまって自分のねとか疑いが晴れるならと思ってお願いします。 お願いしますっていう感じだったのに 1 度は104 万円を振り込もうとした女性。しかしふとを思いと留まったと言います。え、なんで私が振り込む必があったのかなと思って我に帰って [音楽] うん。 振り込まなくても調査ってできるんじゃないかなと思って。 うん。うん。 振り込むのをしぶっていると突然送られてきたのはなんと大砲城。 もうすぐに振り込まないと逮捕上が出てる ので行きますって言われてPDFで逮捕上 が送られてきた。 被疑者のランには赤字で自身の名前や 青年器が記され逮捕者の使命のには先ほど まで会話をしていた警察官の名前まで 一旦確認させてもらっていいですかって 言ったらじゃあもう逮捕ですよ。今から そちらに伺います。 いいですかって言われて はい。 はい。もう覚悟決めてもう逮捕されてもいいと思ってはいて言って神半義でしたが不安になっため電話を切り LINE の画面を証拠として残しているとどんどん LINE のやり取りが削除されていったと言います。 怖いのは本人の名前が書かれているっていうのが うん。 やっぱり不安になってしまうとこだと思うんですよ。 それでも不安を煽ることが目的のため難しそうに見える書類も躊躇せず 1つ1 つ調べれば嘘を見破ることも難しくないと言います。 電話で警察を名乗るだけでなく、警察の偽 サイトに誘導する手口も。こちらのサイト 警視長のホームページに見えますが、実は 偽物のページです。本物のページと比べて もほとんど違いは分かりません。 よく見ると本物のページにはない案件検索 情報登録という文字 銀行講座の詳細を入れる画面や暗証番号 まで登録できるようになっています。 偵察を語る詐欺電話を受けサイトで案件検索にまで誘導されたという男性は電話口で使えられた番号を入力すると統け最上っていうなんか書かれた書類のようなものが出てきます。 書類には自分の名前など個人情報だけでなく資産を凍結されると記載されています。 ちょっとやっぱりドキッとしたというか、 あの、自分にやっぱり疑いがかけられてる気分がいいものではなかったので。 警視長の偽サイトについて佐々木さんは 僕はここだけでやっぱりえっと本物か偽物かっていうのを判断できないと思いますね。 [音楽] トップ ページは元警察官でも一見偽物と分からないほど成功に作られているものの進んでいくとページの切さがあわに [音楽] 案件検索なんてまずないですね。 番号で検索して名前が出るってこんな個人情報ダだ漏れのマネールオンダリング指針ってなんかそれっぽいの書いてますけど ここですね。 本当にありえない。 うん。 で、顧客の理解。警察が顧客なんて言っちゃだめですね。後出てくれ。 [音楽] [拍手]

 警察官をかたる特殊詐欺で実際に犯行に使用された映像です。今、こうした劇場型詐欺が急増しています。今年だけで300億円を超える被害が出ています。

■劇場型詐欺の“始まり”

総務省職員を名乗る男
「こちらの電話番号から違法なメッセージが送信されているという通報がございまして、今回ご名義である栗田様の電話すべての携帯番号および、電話番号が2時間以内に回線が停止されるという予定になっておりまして。こちらのほうから早急な対応が必要かと、ご連絡差し上げた次第なんです」

 茨城県に住む栗田さん(52)のスマホにかかってきた「総務省の職員」を名乗る人物からの電話です。

栗田さん
「ちょっと、びっくりしまして…」
「(Q.印象は?)お役所にいる丁寧な方っていう印象ですね。決して棒読みしている感じでもなく」

 自分の名前や携帯電話の番号まで把握している総務省職員を名乗る男は、丁寧な口調で「2時間以内に携帯が使えなくなる」と不安をあおってきたといいます。

総務省職員を名乗る人物
「この電話番号は栗田様が4月16日鹿児島市和田で契約されたと記載ございますが、これは身に覚え等はございませんか?」

栗田さん
「ないですね」

総務省職員を名乗る人物
「栗田様ご本人ではないということですね?」

栗田さん
「行ってないですから」

総務省職員を名乗る人物
「契約名が栗田様で緊急連絡先としてこちら(の番号)が記載されているという次第なんです」

 縁もゆかりもない鹿児島県で携帯電話が勝手に契約され、悪用されていることを告げられる栗田さん。男は丁寧な語り口調ながら不安をかきたててきます。

総務省職員を名乗る人物
「今のところちょっと心配なのは、誰かが栗田様の情報を使って携帯番号を契約して違法のメッセージを送信しているという事実」
「同じような手法で、さらに不正な電話が契約されてしまうと、突然ご自宅に高額な請求が来たりとか、または別の携帯番号が契約されて悪さされたりすると、警察から今度は栗田様に連絡がある可能性がありますので、その場合はこちらでは対処がなかなか出来なくなりましてね」

 このままだと事態が悪化し警察沙汰になりかねないと忠告されます。

総務省職員を名乗る人物
「大変失礼なのですが、本当に契約していないというのであれば、すぐに警察署に通報してこの事件を捜査してもらうことをお勧めします。いかがですかね?よろしいですか?」

栗田さん
「分かりました」

 電話を総務省からそのまま警察署につないでもらうと…。

自動音声
「こちらは鹿児島県警察本部でございます。ご要件をお伺いしますので、お待ちください」

鹿児島県警を名乗る人物
「こちらは鹿児島県警察署です。事件ですか、事故ですか」

栗田さん
「今、総務省から電話がありまして、私の身分証明書を不正利用されたらしくて」

 栗田さんが状況を説明すると、警察を名乗る男も丁寧な口調で不安をあおるように説明を始めます。

鹿児島県警を名乗る人物
「今の状況だと、やはり早急に対応する必要というのがあります。2時間後に(総務省)総合通信局が法的措置というのを取る予定となっています」

栗田さん
「何の警告も、きのうまで一切なしに急に止めるなんてあり得るんですか?」

鹿児島県警を名乗る男
「そこに関しては全く分からないんですけども、栗田さんが迷惑メールを送っているという形になってしまっている」

 身に覚えがなければすぐにでも被害届を出すように説明されます。

■画面の向こうにニセ警官

鹿児島県警を名乗る人物
「本来であれば直接来ていただいて、被害届を出す必要があるんですけども、早急に2時間という時間の制限とかもあり、この電話で事情聴取から被害届の提出までやらせていただくことはできます」
「警察をかたる詐欺とか、役所をかたる詐欺が増えています。遠隔での事情聴取とかを行う前に、必ず私たちも法律に従って、どの警察署に通報しているのか、あとはどの警察官が対応しているのかというのを確認していただく必要があります」

 そう話すと、LINEのビデオ電話に誘導。画面に現われたのは「橋本和也」を名乗る男です。画面越しに警察手帳を見せる男の服装は警察の制服のように見えます。

詐欺電話を受けた栗田さん
「いかにも警察署というバック(背景)の中に橋本という男性が映像で出てきて、後ろに指名手配犯の写真が貼ったような画像でしたけども、信じちゃってもおかしくないような映像」

 栗田さんはLINEに誘導されるなど不審な点があったため「詐欺」だと見抜き、お金を要求される前に事なきを得たといいます。

 この映像を元埼玉県捜査1課・佐々木成三さんに見てもらいました。

佐々木さん
「まず警察がSNSのアカウントで連絡を取ってくることは絶対にないですね。LINEで何か連絡をしてくること、また誘導してくることはまずないです」
「(Q.この警察手帳、いかがですか?)僕が見ると、これはすぐ偽物って分かりますね。警察官の桜の代紋のマークが違います。安っぽいですね。長い間手帳を持っている警察官だから見極められるので、これ(手帳が)分からない人は見極められないと思うんですよ」

 警察関係者でなければ見極めることが難しいという“警察をかたる詐欺電話”。今、同じように制服姿の警察が逮捕状を示すなどして不安をあおり「資産保護」や「口座調査」の名目で金を振り込ませる詐欺が急増。今年の1月から5月の5カ月間で、被害額が316億円を超え、一日に換算すると2億円におよぶ被害が確認されています。

栗田さん
「ちょっと怖いなと思いましいて。私はなんとか分かりましたけど、親世代だとちょっと厳しいと思いますね…」

■「振り込まないと逮捕」巧妙手口

 宮崎県に住む30代の女性にも、静岡県警を名乗る人物からの電話がありました。

詐欺電話を受けた30代女性
「(逮捕された)容疑者の自宅から、あなたの名義の『銀行口座のキャッシュカードが見つかりました』『あなたが容疑者として上がっているので、出頭してもらえませんか』と言われて。大阪のほうって」

 自分名義の銀行口座が事件に使われ容疑がかかっているため、大阪府警まで出頭を要請されたといいます。

「すごい言葉遣いも丁寧で。本当に警察の方と疑いもせずに、ずっとお話ししていましたね」

 女性は宮崎にいるため大阪へ出頭できないことを伝えると、電話は大阪府警を名乗る男につながれ、LINEのやりとりに誘導されます。

「身分証が画像で送られてきて松本なんとかっていう巡査部長」

 これは実際に送られてきた、警察手帳の写真。スーツを着た男の顔写真の下には、松本武史巡査部長と書かれています。

「身分証をまずご提示して下さいと言われて、それは私が無実を晴らすためと言いますか、自分の証明をしっかりしてほしいということだったのかで、『運転免許証の表と裏の写真を撮って送ってください』と言われ送って」

 女性は警察であることを信じて疑わず、個人情報を送ってしまいます。その後、大阪府警から検事へとやりとりが移り、自身の容疑を晴らそうとするものの、様子が一変。

「口調とかも2番目の方は結構丁寧だったんですけど、強気の口調で雑なしゃべり方に」

 検事を名乗る男が捜査名目で確認してきたのは…。

検事を名乗る人物
「あなたの口座で不正な取引が行われてないか調査するので、すべての口座と残高を1円単位で教えて下さい」

詐欺電話を受けた30代女性
「『後々バレてしまうので嘘をつかないで』みたいなこと言われたんです。『正直におっしゃってください』って言われて。1円単位まで残高を。一番金額が大きかったのが104万円で」

 女性は、素直に口座番号の下4ケタや104万円の残高などすべて1円単位で伝えてしまいました。

 さらに検事は、強い語気でこう続けます。

「口座を調査するので104万円を金融庁の口座に送金して下さい」

詐欺電話を受けた30代女性
「怖かったです。震えていました。どうしようって本当に、ほぼ全財産を振り込んでしまって。自分の容疑というか疑いが晴れるならと思って。お願いします、お願いしますという感じだったのに」

 一度は104万円を振り込もうとした女性。しかし、ふと思いとどまったといいます。

「なんで私が振り込む必要があるのかと我に返って…振り込まなくても調査出来ると思って」

 振り込むのを渋っていると突然、送られてきたのは…なんと、逮捕状。

「もう『すぐに振り込まないと逮捕状が出てるので行きます』って言われて。PDFで逮捕状が送られてきて」

 被疑者の欄には赤字で自身の名前や生年月日が記され、逮捕者の氏名の欄には先ほどまで会話をしていた警察官の名前まで。

「『いったん確認させてもらっていいですか』と言ったら『じゃあ逮捕ですよ。今からそちらに伺います。いいですか』って言われて。もう覚悟を決めて逮捕されてもいいと思って『はい』と言って」

 半信半疑でしたが、不安になったため電話を切り、LINEの画面を証拠として残していると、どんどんLINEのやり取りが削除されていったといいます。

佐々木さん
「怖いのは本人の名前が書かれているのが、やっぱり不安になってしまうところだと思う」

 それでも不安をあおることが目的のため、難しそうにみえる書類も躊躇(ちゅうちょ)せず、1つ1つ調べれば嘘を見破ることも難しくないといいます。

■警察本部装う「偽サイト」

 電話で警察を名乗るだけでなく警察の偽サイトに誘導する手口も。こちらのサイト、警視庁のホームぺージに見えますが、実は偽物のページです。

 本物のページと比べてもほとんど違いは分かりません。よくみると、本物のページにはない案件検索・情報登録という文字。銀行口座の詳細を入れる画面や暗証番号まで登録できるようになっています。

 “警察をかたる詐欺電話”を受け、偽サイトで「案件検索」にまで誘導されたという男性は、こう話します。

「電話口で伝えられた番号を入力すると、凍結差し押さえ状と書かれた書類のようなものが出てきた」

 書類には自分の名前など個人情報だけでなく、資産を凍結されると記載されています。

「ちょっとやっぱりドキッとしたような感じで、自分にやっぱり疑いがかけられているような、気分がいいものではなかったので」

 警視庁の偽サイトについて佐々木さんは、次のように話します。

佐々木さん
「僕はここだけで、やっぱり本物か偽物かを判断できないと思いますね」

 トップページは元警察官でも一見、偽物と分からないほど精巧に作られているものの、進んでいくとぺージの稚拙さがあらわに…。

「案件検索なんてまずないですね。番号で検索して名前が出るって、こんな個人情報ダダ漏れ。反マネーロンダリング指針って、なんかそれっぽいこと書いていますけど。本当にありえない。顧客の理解。警察が顧客なんて言っちゃダメですね」

(「羽鳥慎一モーニングショー」2025年7月8日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp

19 Comments

  1. 警察が金振り込まないと逮捕って言う訳ないだろ!警察がLINEに誘導する訳ないでしょ!偽サイトも運営会社に言って閉鎖してもらえ

  2. こんなのに騙されて金まで振り込むって、パニックになるのかね。私なら近所の交番に出頭して確認してもらうけど。

  3. アルテミス オリュムピアより 火矢射れば
    五つの輪なす えやみわざはひ 
     日テレNEWSにも投稿したけど不可視化されているから、私以外には読めないでしょう。日テレNEWSは堂々と言論を封殺しています。あなたのコメントも知らないうちに不可視化されているかもしれません。

  4. まず一般市民に電話する事はないです。かけたとしても詳しい話は直接会わないとお話しできません。よって詐欺です。元警察官より

  5. どうも我々日本人は、それらしい職業名を告げられると簡単に信じてしまう。本当かどうか知れたものではないのに。

  6. 犯罪者側の間違いを指摘しちゃったら、より精巧な警察手帳やHPを作られちゃうんじゃ?