【秘湯宿にクマ】遭遇を避ける“危険なサイン”とは|TBS NEWS DIG
きょう正午前、山形県米沢市の温泉旅館で体長およそ1.2メートルのクマが緊急銃猟で駆除されました。
米沢市市民環境部 遠藤直樹 部長
「緊急銃猟については午前11時49分に発令をして、突入したときすぐクマがいましたので、発砲しましたから、同じ11時49分に発砲したということになります」
現場となったのは滑川温泉福島屋。200年以上の歴史をもつ老舗温泉です。クマは昨夜から館内に侵入していたとみられています。
記者
「こちら旅館の1階にある調理場に来ています。クマが食糧を求めたあとでしょうか、鍋や調味料などが床に散乱しています」
ふすまは破れ、室内は荒らされ、お膳は散乱、クマが荒らしたとみられるあとが生々しく残っていました。
滑川温泉 福島屋 笹木和夫 社長
「冷蔵庫は全部開けてるし、かなりひどい。今までもクマはいたんでしょうけど、こんなことはじめて、うちまで入り込まれたのははじめて。かなり怖かったです」
当時、旅館には経営者の家族が3人いましたが、けがはないということです。
きのう長野県大町市でも…
「網!網!」
クマ捕獲の一部始終をカメラが捉えました。
クマが出没したのはJRの駅近く。現場には警察のほか猟友会などが駆けつけ、麻酔銃を使用しました。
捕獲されたのは体長およそ50センチメートルの子グマでした。
現在、全国のクマによる人的被害はJNNの調査で死者は13人、けが人は206人。中でも多いのが秋田県です。
秋田県八峰町ではあした開催予定だったイベントが中止に…
八峰町 イベント担当者 細田祐次朗さん
「昨今、騒がれている秋田県のクマの出没状況によりまして、安全性をしっかり担保するという意味で中止させてもらいました。八峰町の大きいイベント、初開催ということで力をかけていた部分もありますし、非常に残念です」
こうした事態を受け、コンビニ大手のローソンではクマが出没している北海道、東北、北関東のおよそ100店舗にクマよけスプレーを配布しています。
人間の生活圏に次々と足を踏み入れるクマ。遭遇しないためにも、注意するべき「あるサイン」があるといいます。
それが、鳴き声です。
これは、今月3日に秋田市の住宅街で撮影されたクマ。猫のような鳴き声で、住宅の敷地内を徘徊しています。
岩手大学 農学部 山内貴義 准教授
「クマ自体は基本的に鳴かない動物だと言われている」
危険なサインは大人のクマではなく、親を呼ぶ「子グマの鳴き声」。
「メェメェメェ」
岩手大学 農学部 山内貴義 准教授
「子グマは甲高い音。犬みたいな、もしくは猫みたいな声で鳴いたりして、親を呼んだりすることが分かっています」
「ニャー、ニャー」
木にのぼりながら、猫のように鳴く子グマ。
岩手大学 農学部 山内貴義 准教授
「そういった声があると、母親は子グマを捜して、ちょっと必死になっているという状況」
子グマの近くには、必ず親がいるといい、子を捜す親グマと遭遇してしまうことも。
子連れの母グマは気性が荒く、子供を守ろうと普段より神経質で凶暴になる傾向あり、人を襲ってくる危険性があるということです。
もし子グマの鳴き声が聞こえたら、どうすればいいのでしょうか。
専門家によると、まず母グマを捜すこと。
母グマとの距離があった場合は、後ずさりしながらさらに距離をとって欲しいと話します
岩手大学 農学部 山内貴義 准教授
「母親と子グマの間に運悪く入ってしまうと、急に襲ってくる可能性がある。まずは様子をよくうかがってクマ撃退スプレーを用意したり、次の行動、リアクションを起こすのがやはり重要」
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山形秘湯宿にクマ…クマとの遭遇を避ける“危険なサイン”とは
6 Comments
クマに注意して下さい。
旅館の宣伝になった
日経新聞で報じていたが、1.0未満がブナ大凶作だが、東北5県とも0.1ぐらいとか。殺さない方法としては、山の中に🚁で餌をばら撒くとからできないものか。
グルメクマ
熊のせいにしてどこぞの◯◯人が無人の旅館に侵入するかも
山に除草剤散布して木々を伐採しソーラーパネル敷き詰めたら、食べ物や住むところだけでなく、パネルの放つ高熱や電磁波で精神的にもやられてしまう。風力発電の低周波もひどい。これはクマ問題というだけではなく、このまま利権のため自然破壊をしていく今の社会への山からの最終警告なのでは。
この因果関係を無視して駆除だけしているのでは根本的解決にならない。
そして連日の過剰なクマ報道で恐怖をあおり、土地価格を下落させ、安くなったところをC国が購入するという陰謀説も。再エネ賦課金を国民の電気代に上乗せし高い電気代を支払わせ、利益を得ているのは他の国。