オオウナギが陸上でも狩り 東京大学など研究チーム明らかに コオロギ捕食【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2025年11月9日)

 水槽を泳ぐ「オオウナギ」。台の上にはコオロギがいます。次の瞬間、ウナギは狙い鋭く、台によじ登り、獲物を飲み込んでしまいました。

 東京大学らの研究チームは、ウナギが水中だけでなく、陸上でも狩りを行うことを初めて明らかにしました。

東京大学 脇谷量子郎特任准教授
「(ウナギは)魚類の中において、皮膚呼吸の能力が高いことで知られる。そのスペックを持っているがゆえに、(陸上に出る)躊躇(ちゅうちょ)があまりないのではないか」

 オオウナギは海で生まれますが、その後、川を遡上(そじょう)するものもいます。水陸両方で狩りをすることで、さまざまな環境で生き残ることが可能になったとみられます。

脇谷特任准教授
「川の中(上流)に入っていきますと、栄養は乏しくなっていきます。餌(えさ)の面では苦労しますが、ライバルが少なくなります。ウナギの仲間のひとつの戦略といいますか。(ウナギが)淡水に入った秘密じゃないかと考えています」

 下流よりも上流にいるウナギの方が、陸上の餌を多く食べていたことが分かりました。他のウナギも陸上で狩りをしているとみられます。

(「グッド!モーニング」2025年11月9日放送分より)
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20 Comments

  1. 言われてみれば、そもそも陸地に登れるようにあの動きと形なんだろうと思う。
    いわゆる他の普通の魚は陸に上がったら最後、横倒しになって動けなくなる魚が多いよね。
    ナマズとかは大丈夫かもしらんけど。

  2. 最近は一時期よりだいぶ安くはなってるけど、一匹500円ぐらいで売れるようになるくらい超効率いい養殖の方法とかを研究をしてもらいたいなあ。