【ニュース】25歳女性がタクシー運転手に 年収120万円アップ「子どものため」 事務職から転職増#shorts

■シングルマザー「子どものため」

 制服姿でタクシーの隣に立ち、笑顔を見せる女性。2026年、タクシードライバーとしてデビューする予定の鈴木明日美さん(25)です。

 シングルマザーでもある鈴木さん。以前は人材紹介の事務職としてフルタイムで働いていました。

「(前職の時は)延長保育して、朝の7時半に預けて、夜の7時半に迎えに行くので。(子ども)本人も結構疲れて風邪とかひきやすかった。私も朝早いし、夜遅いし、結構大変でした」

 忙しさもさることながら、つらかったのは稼ぎが少なく、子どもに我慢してもらう場面が多かったことだといいます。

「(収入は)結構、厳しかったですね。男の子なので成長が早く、靴とか服とかもころころサイズが変わって買い替えたり。誕生日とかプレゼントを買う時に、これ高いからこっちにした方が良いかなという考えになり、本人の本当に欲しい物が買えなかった」

 当時の手取りはおよそ20万円。節約が欠かせない生活でした。

「特売日とか、ちょっと遠いけど安いスーパー。2週間分くらいスーパーで買いだめして、下味冷凍を作ってます」

 大好きなコーヒーを外で買うことは控え、家で作ったコーヒーを会社に持参する日々。「少しでも生活を楽にしたい」と考えた鈴木さんは一念発起します。

 事務職を退職し、11月からタクシードライバーに転職。現在は業務に必要な2種免許の取得に向けて、会社の費用で教習所に通っています。

「運転自体も好きですし、車自体も結構好き。日勤だけの会社もあると教えていただいて。自分の頑張り次第で給与が上がると説明を受けて、タクシーのドライバーに興味を持ったのがきっかけ」

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