政府 再審制度見直し 改正案の提出を先送り(2026年4月9日)

 裁判をやり直す再審制度の見直しを巡り、政府は10日に予定していた国会への改正案提出を延期しました。

 刑事訴訟法の改正案は自民党の会議で審議されてきましたが、再審開始決定への検察官の不服申し立てを禁止する規定がないことに一部から強い批判があり、意見の取りまとめが難航していました。

自民党 井出庸生衆院議員
「法務省がしっかりと対応してくれなければ、この部会を10年でも20年でもやると申し上げた」

 政府は来週にも修正案を提示する見通しですが、折り合うのは難しい状況で、政府内からも「今国会での成立は難しいのではないか」という見方が出ています。
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp

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  1. 司法の深層に潜む「秩序の呪縛」――高知白バイ事件が露呈させた「制度的虚構」の構造

    高知白バイ事件は、単なる一地方の交通事故の是非を超え、日本の司法制度が抱える致命的な欠陥を浮き彫りにした。

    この事件で有罪判決が維持され続けている背景には、制度設計上の不備、実務における「武器対等」の形骸化、

    そしてその根底に横たわる「朱子学的秩序観」という三層の構造的問題が存在する。

    第一に、

    日本の司法実務において、近代法の鉄則である「疑わしきは被告人の利益に」という原則は事実上機能していない。

    本来、裁判とは検察側が「合理的な疑い」を一切残さないほど完璧に有罪を証明する責任(立証責任)を負う場である。

    しかし、この原則を実効性あるものにするためには、国家(検察・警察)と個人(被告人)が対等な情報を持って戦える

    「武器対等の原則」が担保されていなければならない。

    現実には、事件直後に現場を封鎖し、防犯カメラや鑑定試料といったあらゆる情報を最初に握るのは捜査機関である。

    この「証拠の独占」により、捜査側は自分たちの描いたストーリーに都合の良い証拠だけを選別して裁判に提出し、

    不都合な証拠は手元に隠し持つことが可能になる。

    高知白バイ事件においても、検察側が本来負うべき立証の不備を突くための材料を、捜査機関側が独占・管理していた。

    その結果、バス側の複数の目撃証言よりも、警察側が独占的に作成した「不可解なスリップ痕」という物証が優先されるという、

    極めて不公平な「武器なき戦い」を被告人に強いたのである。

    第二に、

    この歪みを是正できない制度設計上の不備がある。日本の司法は「精密司法」を標榜し、高い有罪率を誇る一方で、

    一度下された判決を覆す「再審」の門戸が極めて狭い。確定判決を維持しようとする強力な司法の自己保存本能は、

    後から提示された科学的解析による反証すら退け、組織の無謬性(間違いを認めない姿勢)を守るための壁となる。

    制度上は被告を救済する仕組みが存在しても、運用段階で「組織のメンツ」という力学に飲み込まれているのが実態である。

    第三に、

    そして最も根源的な問題は、これらを支える日本社会の精神構造にある。

    かつての朱子学が説いた「官尊卑民(お上を尊び、民を低く見る)」の階級秩序は、現代の司法現場においても形を変えて生き続けている。

    「官(国家権力)が間違うはずがない」という無意識の前提が、客観的な事実よりも「既存の秩序や権威の維持」を優先させる土壌となっているのだ。

    司法が事実を判定する場ではなく、お上の正しさを再生産するための儀式と化している限り、冤罪は必然的に繰り返される。

    結論として、

    高知白バイ事件から学ぶべきは、法改正という表面的な手直しだけでは不十分だということである。

    我々の内側に潜む朱子学的な秩序観を解体し、国家と個人を対等な契約関係へと置き直す「関係性の根本的な転換」を断行しない限り、

    真の意味での司法の正義は実現されない。

  2. 検察の抗告なんて無駄な手続き、人質司法をやっていきたい検察、警察がますます冤罪を引き起こす道具。巨大な悪法。潰せ。