「中国で何が起きているのか」(28) 西村友作・対外経済貿易大学教授2025.7.31

時間になりましたので始めさせていただき ます。え、今日はシリーズ中国で何が起き ているのかの28回目になります。ゲスト には中国の国立大学経済貿易機大学で、え 、教授を務めの西村優さんをお迎えしまし た。海外経済貿易大学は商業経営人材を 育成するための大学で、え、中国の国家 重点大学に指定されています。西村さんは 中国経済と金融がご専門でこの経済防衛、 え、大外経済貿易大学で、え、2010年 に経済拍手号を取得されました。その後 日本人として初めて同大学の選任講師とし て採用され、副教授を経て2018年から 教授をお務めです。2024年5月に出版 された中国デジタル金融イノベーション 国家と市場の狭では県主義国家の中国で なぜ金融決済サービス面のデジタル イノベーションが起きこれだけ社会に浸透 したのかを考察されました。不動産不を 起点とする悪化が深刻化している中、あ、 全国人民代表大会で発表された今年の政府 活動報告においてもAIの持続的推進が各 産業会の成長を牽引していく1つのキー ワードとなっています。本日は2002年 から北京に、え、お住まいになり、え、 現地の大学で研究を続けていらっしゃる 西村さんの視点から中国のデジタル トランスフォーメーションの現状はどう なっているのかなどについてお話を伺い たいと思っております。まず1時間ほどお 話を伺い、その後会場とオンラインからの 質問にお答えいただきます。オンラインで の質問は今から受け付けますのでQ&Aで 送ってください。え、司会は日本記者 クラブ企画委員で日本経済新聞の高橋哲が 務めます。それでは西村さんよろしくお 願いします。 皆さんこんにちは。大外経済貿易大学の 西村です。本日はどうぞよろしくお願い いたします。え、本日はですね、え、中国 式イノベーションその特徴と展望という テーマでお話をさせていただきます。あの 、先ほどご紹介いただきましたけど、 こちらの、え、設置中国デジタル金融 イノベーションですね。こちらの内容に 加えまして、足元で起こっている最新の 投稿、それとあの今後の展望についてもお 話をさせていただきます。この本なんです けども、こちらの方ではですね、中国に おけるこの様々な業界の中で最も革新的な 変化が起こったこの金融セクターにですね 、着目しまして、この想像的破壊を 引き起こすデジタルイノベーションが中国 で次々と生まれるメカニズムについて解明 したものです。今日はですね、それに加え まして金融以外にもですね、もうちょっと 幅を広げて中国でどのような イノベーションが起こってきたのか。とし てですね、今後どのように展開していくの かというところまで、え、試験を述べさせ ていただきたいという風に思います。 本日、え、 これですね、本日お話しする内容は大きく 3つあります。まずですね、1つ目にです ね、2000年代以降に急速に発展した 中国の神経、ニューエコノミーなんです けども、これについて簡単に振り返って まいります。そしてですね、次にこの中国 式イノベーションの特徴について、経済学 的視点及び中国特有の国家の介入という 視点からですね、解説をします。最後に ですね、最近の起こってる事象も含めまし て、今後の中国のイノベーション、この 中国経済がどのようになっていくのかと いった今後の展望についても試験を述べ させていただきたいという風に思います。 まず最初中国神経済についてお話をさせて いただきます。2000年代の初めなん ですけども、Eマースの冷盟期ですね、E なんですが、中国ではですね、人と人の 信用関係が規迫でですね、と、ネット上で は特にそれが問題になっていました。商品 が届いても壊れていたりとか、見本と違っ ていたり、購入者が支払い、ま、買っても 支払いがされなかったりといった問題が 続出していたと。当時はですね、 クレジットカードが普及していませんでし たので、あの、決済の利便性の向上という ものがとても、え、ま、社会問題となって いたということです。これに目をつけたの がアリバ。あの、中国のイコマース 、あ、あのタオバオというイコマスを、え 、運営してるアリバがこれに着目しました 。で、そこで開発したのがアリペイという ものになります。あの、簡単にこれも本当 はアリペayの仕組みって本当に簡単で、 え、購入者がですね、これ左上の図なん ですけど、購入者が注文をするとそれと 同時にお金をアリペayに支払う、真ん中 の間に支払う、そして販売者の方から配送 がされて、それを見てですね、問題が なければOKというとアリペの方からお金 が支払われるという仕組みになっています 。ま、アリバがですね、自らリスクを取っ てこの信用を担保したということでE サイトタオバオの急速に発展していきます 。それでそこから得たですね、複散物と いうのはさらに大きかったと。それがです ね、取引ごとにこうどんどんと蓄積されて いくデータ、莫大なるようなデータですね 。このデータがこの後でお話をする イノベーションの肝となっていきます。 2010年に入りますと、このスマホの 普及や高速通信網の整備が進みましてです ね、インターネットアクセス手段があの 急激にパソコンからスマホ、スマート フォンへとシフトします。これ右の図を見 ていただくと分かるんですけども、 ものすごい勢でスマホが伸びていきます。 そうすると何が起こったかと言いますと、 まず2000年代というのはこの先ほど 言いましたけどイコマースでの利用が中心 だったのでアリバのタオバオでの利用と いうのが大半でした。これがですね アリペっていうのがほとんどのシェアを 占めてたんです。これがスマホが登場して これまでパソコンでしか使えなかったオン ライン決済というものが持ち運ぶことが できるようになったと。 そうするとこの勢力図に大きな変化が 起こり始めます。元々ですね、この チャットアプリとしてあの国民が多くの 国民が利用していたこの点セントが モバイル決済で本格参をします。これが 2013年なんですけども、それと同時に ですね、中国の紅白歌合戦と言われてる ような正月番組とですね、連動したあの お年玉キャンペーンで参加もう使う人が どんどんと増えていったと。で、現在の 視野なんですが、ま、この2つ、 AripayとVCHATPay、この2 つで9割以上を超えてるという風に言われ ています。この決済プラットフォーム上に ですね、新しい過去になかった新しい タイプのこのビジネスが次々と生まれて 巨大なビジネスエコシステムに広がって いく。これがまさに今中国でも広がってる んですけども、これ2019年にあの出版 しましたキャッシュレス国家という本の中 であの解説してるんですがこれは大きく ですね、この買う、食べる、移動する、 遊ぶですね、このあの生活者に最も近い サービスをこの紹介してます。今日はです ね、これを簡単に、え、紹介させて いただきたいという風に思います。まず 買うに関しましてですけども、あのまず 自動販売機、中国には自動販売機が全く 普及していませんでした。え、今でも覚え てるのは2017年ですね。大学の中で 初めて、え、1代目の、え、自動販売機が 設置されたのが2017年。まだ7年、8 年ぐらい前の話なんですね。で、それが ですね、今ではいろんなとこに、え、置か れるようになってきましたし、もうそこで ももうモバイル決済が当たり前になって ますので、現金を使っ。で、実際に現金 入れるところにもガムテープが貼ってあっ たりというようなところもあります。で、 次の左下の脳民の直もですね、ま、最近で もまだこういった、え、馬車を引いて なんかを売ってるところがあるんですが、 ここでももうすでにあのQRコードがない と誰も決済ができないと現金を持ち運ぶ人 が少なくなってきましたので、ま、こう いう状況が当たり前になってるということ です。あと右側の食べるなんですが、ま、 フードデリバリーですね。これはあの 日本でもですね、UbberEatツ なんかがもうすでに普及してきていますの で、ま、皆さんあのよく街中でも見られる と思いますけど、これ中国はですね、規模 が違います。ものすごい数のこのいろんな 色の洋服を着た、あのこのフード デリバリーの配達人がですね、この中央 無人に街中を走り回ってるんですけど、 これ本当に危ないです。実際私もあの歩道 橋ですか、こここう歩いて降りてる時に上 からバイクがダバっと落ちてくるぐらい いきなり後ろからバイクがこう落ちてきて びっくりしたということもありました。 このですね実際私も最近あの電動バイク 乗ってるんですけど中国の電動バイクって 25kmの制限がついてます。で私はあの 25kmで走ってるとみんなバンバン 追い抜いていくんですね。ということ何が 起こってるかと言うと皆さん改造して 25km以上にスピードが出るようにして でどんどんとこう彼らはあの時間内に あのあの配ってしまわなきゃいけないと いうことで急いでこうやってます。なので 事故が立たないというような状況にもなっ ています。次右下レストランですね。 レストランではもう中国はですね、ま、 こういったQRコードが当たり前のように もうほぼほぼ全てのレストランに行くと これがQRコードが置いてあります。これ でスキャンをすると、ま、メニューが出て きて、それで選んでも商品が出てきて、で 、そして食べてこれで決済すると、ま、 場所によってはですね、あの、自動の配善 ロボットみたいなのがあるので最初から 最後まで従業員と触れ合うこともなく、え 、 食事をすることができるというところも中 にはあります。 次、移動するです。このシェア自転車左上 なんですけども、シェア自転車に関しまし てはですね、もう完全にあの市民の足と いう風になって、もう交通インフラになっ たと言ってもいいと思います。ま、これが ないと実際にあの駅から駅までの駅から その目的地までの間とか結構あの広いので そこまでの距離をですね、あの行かなきゃ いけないという時にこの1回111 元まそうですね、230円で簡単に乗れる こういったのがもう既然に交通インフラに なっていると。で、左下が地下鉄なんです が、これ最初はですね、あのNFCの、え 、日本で言うSUicaカみたいなカード で洗うのが主流でした。それがその後に ですね、QRコードがつきまして、その QRコードを読み取って、スマホのQR コードを読み取って中に入ることがいう ような状況になってますし、去年の年焼 からですね、こういった顔認証の、え、で 入ることができるようになりましたし、 去年の9月はですね、クレジットカードに 対応するようになったと。なので今、ま、 今こ私あのよく地下鉄使ってるんですが、 今見てるとほぼほぼ全ての人があのスマホ で今支払いをしています。 これ以外にもですね、あの、移動というと いう手段では、あの、ライドシェアですか 、ライドシェアがですね、もう普通にあの 日常的に使っているので、これでですね、 あの、今、ま、道でこう手を上げて、え、 タクシーを止めているっていうシーンは もうほぼ見られなくなりました。も、あの 、ライドシアにつきましてはですね、 やっぱり日本に帰ってくると思うのが なかなか東京タクシー捕まりにくくなった なという風に思います。ま、去年ですか、 日本版ライドシェアみたいなのも始まった と聞いてますけども、なかなかですね、 やっぱりその海外のライドシェアと比べる と使い勝手が悪いんじゃないかなという風 に思っています。特にあの私あの言葉が 分からないような国に行くことが多いん ですけども、そこではですね、やっぱり ライドシェアってすごい役に立つわけです よ。とてもその言葉が分からないところで 地下鉄とかバスに乗るってすごいハードル が高いんですけども、それでこのライド シェアを使うとかなりいろんなところに 移動ができてそれで消費も増える。で、 我が国もですね、今まさにインバウンドに こう、ま、一産業になろうとしてしてる時 ところなんですけども、そこでやはりもう ちょっと外国人の方にもこういったあの 移動の自由っていうものを与えるためにも ですね、ま、あの、やはりライドシェアを もう少し見直していった方がいいんじゃ ないかなと。もしね、やっぱりあの色々 問題があるのは聞いてますし、あの業界 団体からの反対もあると思聞いてますけど も、例えば外国人向けのサービスとして まずスタートする。最初はもう外国人だけ にや、あの、決めてそういったライド シェアをもう少しあの、緩くして、え、 始めると。そうすると実際の今のタクシー のところの受給バランスも若干緩みますの で、我々、ま、普通のこの一般の人たちも タクシーが捕まに捕まりやすくなりますし 、今後、ま、直面するような、え、ま、 ドライバーの高齢者の高齢化の問題なんか というのにも対応するためにもやはり ライドシェアっていうのはもうちょっと 積極的に取り入れていった方がいいんじゃ ないかなという風に思います。 ちょっと話ましたけど、次右側遊ぶですね 。これ無人ジムなんですけども、右側のぼ 上の方ですね、ボックスの中にあの ランニングマシンが入ってまして、あの、 あのスマホでスキャンをするとですね、 ドアが開きます。で、そこから時間がこう 、え、カウントされ始め、え、走り終わっ てドアを閉めるまでの時間でお金が聴取さ れると。で、スマホで決済をするという システムです。で、右下がですね、カ、 無人カラオケなんですけども、これ確か 15分とかで、え、ま、細かい単位でこう 区切ってまして、で、中に入ると椅子が2 つあって、ヘッドフォンをつけて歌を歌う 。で、歌った歌が、え、自分のSNSに 送られてきたりで、それをシェアすること もできるというような機能がついてます。 これがですね、え、中国神経済の中身なん ですけども、ま、今ご紹介したのはですね 、どちらかというと、あの消費、消費者 向けのシーンなんですけども、消費以外の ところでも当然のようにかなり利用が進ん でいます。これはですね、ここに書いて ありますようにレストランでの割勘。これ 最近日本でもよくPaypayを使って 割勘をされてる方がいると聞いてますので 、え、こういったのももう当たり前のよう になってきたのかなと思います。あと衆議 やお年玉の送金も、え、この消費以外の ところでもですね、こう使われるように なってます。特にですね、私の友人なんか に話を聞くとですね、あの、普段連絡の ない親戚からいきなりあの、正月前になる とですね、おじさんお久しぶりと連絡が 来ると。そうするとですね、昔だったら 会わなければお年玉上げなくても良かった のに、今だともうそのチャット上で やり取りができるから、岡のお年玉を払わ なきゃいけなくなったんだっていうような 話をしていました。ま、これ以外にも宗教 施設の不正であったり、災害現金ですね、 ま、これができるのはですね、やはり手数 料がいらなくて簡単に個人間の送金が できるようになって、こういった イノベーションが起こったことによって かなりあのお金のやり取りが自由になった ということになります。これ左下私が撮っ た写真なんですけども、こういった 大道芸人にですね、未だにあのいろんな ところ北京を歩くと見ることができます。 こういったところでもですね、もう現金を 我々持ち歩かなくなったので、あの、そう すると当然のようにQRコードを設しとか ないとお金がなかなか集まらないという 状況になります。ま、このようなことも ありましてですね、基本的にモバイル決済 の利用状況っていうのは右肩上がりで伸び てきました。2022年にですね、コロナ の影響で若干へんでるところもあります けども、未だに足元でも伸びてるような 状況になっています。そこでですね、 大きく変わったものっていうのがやはり 銀行になります。銀行がものすごく変わり ました。で、キャッシュカードによるこの 年間の出勤額で2014年がピクピーク だったんですけども、それからですね、 足元で半分以上減っています。で、それ から、え、約4年後ですねの2018年を ピークにですね、ATMの設置ダイスが 減ってきていると、減り始めていると。で 、実際こう私、あの右側の写真、これも私 が撮った写真なんですけども、これ大学の 前にある、え、アルコのATM、これ停電 観測してますけども、2018年の頃です ね、ま、ピークの時っていうのは6台あっ たところ、ま、この当時もですね、ほぼ ほぼ使ってる人がいなかったんですけども 、それがあの気がつけばですね、2021 年、ま、コロナのさ中ですが、その時は4 台になりで、今足元ではもう2台まで行っ てきた。ほぼほぼこれで使われることは なくないです。で、実際私もですね、あの 北京に住んで長いんですが銀行に行くの 本当嫌だったんですよ。で、ものすごく 並びます。昔はあの生理券もなかったんで 窓口の前にずっと並ばなきゃいけない。 そこに横入りしてくる人をこうブロックし ながらあの並ばなきゃいけないというよう な状況だったんですが、それがですね、え 、さ、最近パスポートの切り替えで銀行に 行ったらすごい丁寧に対応してくれるよう になってまして、ま、人がほとんどいない のでなんかすごいこう窓口のあの従業員の 方のもうすごい心に余裕が出てきて サービスの質上がったなという風に感じ ます。これですね、大きな変化が起こり ました。このようにですね、あの、 モバイル決済のこの普及によりまして、 あの、この人々の消費の行動、消費行動で あったり、そういったあと消費以外の データっていうのがですね、オフライン つまりリアルのこういった現場にまでこう 入って集めることができるようになったん ですね。そうするとこの利用可能なデータ の量が劇的に増えてきました。で、これを ですね、あの、プラットフォーマーはこの ビッグデータをですね、AIを使って解析 することで高度なFINTECHサービス というものをどんどんと、え、あの、開発 していきます。これがですね、あの、 アントグループですね。これはですね、 中国のフィンテック、中国finンテック の最大、最大のフィンテック企業なんです けども、これはですね、先ほどのあの アリペayを運営してる会社アグループ、 これ、ま、アリバ系の、え、フィンテック 企業なんですが、ここですね、あの、これ についてちょっと簡単に説明させて いただきたいという風に思います。ちなみ にこのデータというのは2020年に、え 、上場、あ、を申請した時の木論書の データになってます。で、彼らのビジネス の基盤となっているこのデジタル決済に 関しましてはですね、国内のユーザーが 10億人を超えて加営点も8000万点を 超えたというような状況になっています。 一方デジタル金融なんですけども、この 2000を超える定型金融機関と一緒に 融資投資保険などのサービスを提供してい ます。これらはそれぞれですね、あの、 クレジットテック、 インベストメントテック、印象テックと 呼ばれてまして、この2020年の6月 までの1年間で77.29億 人のユーザーが利用してるという状況に なってます。 中でもですね、あのこの状況を見てみます と、フィンテック事業のこの多化を進めて きたんですけど、アトのこの最大の収益源 というのはこれまでの決済ではなくなって きています。この営業収益の構成費の推移 を左側の図なんですけど、これを見てみる とですね、2017年に収益の54.9% 、ま、50%以上超えてたのがこう決済 だったんですが、これがですね、あの 2020年の6月にはですね、35.9% まで低下してきています。一方でこの右肩 上がりで上昇してきたっていうのがこの クレジットテックとこの融資小口融資に なります。この残高なんですけども、あの 2017年から2020年の6月の2年半 で3.3倍になってなってます。その結果 としてこのクレジットテック融資が決済を 超えたという状況になっています。 これにこの小口有子についてもうちょっと お話をしたいんですけども、その前にです ね、あの小口有子はですね、あの右側に 書いてますけども、あの2つ、2種類 大きくあります。1つがあのオンライン クレジット決済サービスの花歌と書いて Huaベayという風に読みます。それと 、え、オンライン消費者ローンの JAベay、この2つがあるんですね。 このAIとこれな中でもですね、AIと ビッグデータを用いたこの余心システムと いうのが最大の特徴となってまして、個人 情報やスマホ決済での決済履歴ですね。 こういったのから得られたビッグデータを AIで分析することによってローン申請者 のこの信用度っていうものをこの分析して 迅速な融資を実現しているという状況に なります。で、これらのサービスの裏側で すごい重要な役割を果たしているのがこの 下の方にあります。これゴマ信用ですね。 セサミクレジットと言われてますけどこの スコア信用スコアサービスになります。で 、このこれらのHuaベayとかJayを 使うためにはこの信用スコアが一定以上 一定ランク以上ないといけませんし、これ をですね、そのローンの、え、電度額なん かっていうのも全てこういった、え、この スコアの点数によって決められるという 状況です。で、信用サービスの利用機会を 増やして、そしてさらにですね、この、ま 、記述通りに返済していけばこれがですね 、スコアがどんどんとアップしていって、 より良い金融サービスを受けることが できるということで積極的に利用しようと するユーザーが増えた。その結果ですね、 利用者は5、ま、5億人に達したという ことになっています。 で、ここではですね、あの、安と外部の 金融機関との定携についてお話をしたいと 思います。で、プラットフォーマーって 基本的に銀行ではありませんので、 ビジネスを拡大するためには外部の金融 機関の定携というものが必要なんですね。 その手法の1つが銀行と一緒に貸し出しを 行うというこの連合融資というものになり ます。で、上の枠、上の図なんですけども 、これ余心枠の証人の手続きの流れを書い たものですけども、まずですね、有資の 利用者が安に余心枠の申請をします。そう するとですね、アントは彼らのビッグ データを分析してその情報を定型金融機関 に提供するとで定型金融機関はですね、 それを見てじゃあアントが提案する余心枠 及びその他の余心条件にして対してこの 承認するか拒否するか修正するかという ことを決定します。そして最終的に安が 利用者の余心枠を承認するという流れに なってます。で、これをベースにあのお金 が払われるわけです。ローンがして払わ れるわけですけども、このこれが下の図に なります。で、実際に申請をすると安う1 回信用評価を行って、その上で申請この 有資の申請を定形金融機関に提出すると。 で、それからあの利用者に融資を実施する わけですけども、実際にはですね、安一部 お金ほんのちょっとなんですけど、拠出は していますけど、ほぼほぼ全て主な貸して は金融機関になっていると。で、安として はその丸4に書いてある技術サービス量、 これをですね、利子収入に基づいて、ま、 手数料みたいなものを、え、受け取って ここであの、儲かっているという状況に なっているということです。で、これが 進んで何が起こったかと言うとですね、 結果としまして金融法設、フィナンシャル インクルージョンが大きく進みました。ま 、14億、14億人中国国民がいるわけ ですけども、そのですね、金融需要って いうのは膨大なものでがあります。ただし 既存の金融機関のサービス全然十分に 行き届いてなかったんですね。で、その 主な金融機関の顧客っていうのはその国有 企業であったり、大企業であったり、ま、 サービスあの、え、高得 って言ったところがメインの顧客だったん です。それが情報の非性がより強いですね 。あの、大きい中小企業であったり、霊載 企業であったり、あともう少し所得の低い 層の人たちに対する金融サービスっていう のが不足していたと。 で、これがですね、やっぱその当時私も 覚えてるんですけど、2010年ぐらいに ですね、その中小あの例載企業お金 資金繰りどうしかどうにかしなしなきゃ いけないので、あの闇金融にあのお金を 借りる人いが非常に増えてたんですがそれ がですね、やはり2010年その問題が 爆発しまして自殺者が出たりとかという ことで国家がすごいこうそれに対してあの 、え、な、何とかしなきゃいけないと危機 をせたのがまさに2010年ぐらいだと いうことです。で、これを今までの金融 機関ができなかったことを、これ何で できるようになったかていうと、まさに 先ほど言いましたデータが出てきて、その デジタル技術の急速な進歩によってこう いった金融法設が一気に進んだと。特に ですね、この2016年1月なんですけど も、ここに書いてあります金融法設発展 計画の推進というのがですね、国務委員 から発表されました。それ以降ですね、 このプラットフォーマーによる融資ですね というのが休増します。そ、右の図なん ですけども、このグラフはですね、世界 銀行が、え、発表している、え、各国の ビッグテックによる信用フローのGDP費 のデータというものなんですけども、ま、 実際に2016年以降ですね、これが急激 に伸びているのが分かるかと思います。ま 、2019年におきましては中国が 4.39% とデータが存在する国の国や地域の中で 最も大きくなっていてアメリカは 0.37% これをですね、大きく上まってるという 状況になります。1番最初に紹介した アリペの誕生ですね。それとこの フィンテックの発展に共通するのがまさに 社会問題ということにあります。その、 あの、アリペもクレジットカードが普及し ていなかった。だから決済の利便性の向上 というのが必要だという社会問題があった 。フィンテックに関してもそういったこの ロングテール層と言われてるような ちっちゃくてあの利用者が多い中小例載 企業ですね。低得などこれに対するあの 金融サービスっていうのが届いてなかった 。こういったまず社会問題というのがあっ たというところが共通点になります。で、 これを解決するという文脈だと政府から 支援を受けやすいとどういうことになり ます。これにつきましてはですね、この次 の段でお話をさせていただきたいという風 に思います。で、次がですね、巨国体制の イノベーションという話をさせていただき ます。 ここではですね、イノベーションが 生まれるメカニズムについて解説をいたし ます。 あの、シペタと、ま、非常に有名な イノベーションという言葉をですね、定義 した、あの、世に広めたあの経済学者なん ですけども、彼はですね、このイノベー ションっていうのを新血合の遂行という 言葉で表現しています。で、経済発展の 言動力とはこれまでと異なる要素を 組み合わせることで生まれるといたんです ね。で、彼はイノベーションと インベンション、発明とイノベーションと いうものは別物だということで明確に言っ てまして、このイノベーションというもの は、あ、すでにあるものを組み合わせる新 結合するものだという風に言ってます。で 、彼のあの新結合には5つの形態があると いう風に書いてあるんですけども、新しい 財サービス、次に新しい生産方法、新しい 反応市場ですね。新しい供給源で5つ目が 新しい組織とあるわけですが、ま、まさに これがですね、今の起こってる イノベーションを説明するのにすごいこう 分かりやすいなという風に思っています。 どういうことかと言いますと、この デジタルプラットフォーマーというこの 新しい組織ですねがビッグデータやAI などのデジタル技術を用いた新しい生産 方法で新たなサービスを開発し、特な プラットフォームに新しい市場を形成する と。そして最大の特徴というのが新しい 供給源でプラットフォーム上にデジタル サービスを利用するユーザーが新たな供給 源となって生産に不可欠な要素である データを提供し続けているということに なります。で、多くのデータが集まって くれば、ま、解析制度が上がるわけです。 そうするとより高度なサービスが開発が 可能になって、また新しい市場が生まれる と。そしてそうするとさらに大きなデータ がどんどんと集まってで新しいサービスが 生まれるということになります。まさに 21世紀の石油と言われるこのデータが ですね、イノベーションをどんどんと駆動 しているモデルという風に言えるかという 風に思います。 で、中国のですね、あの、で、こうなぜ 中国でこのイノベーションが生まれてきた か言いますと、やはり中国でこの イノベーションが生まれデジタル経済が 目覚ましい発展を遂げたその理由として 政府がですね、民間のイノベーションを 強く指示したということが挙げられます。 で、国家が整備した環境、これをですね、 利用して次々と企業、企業家たちが誕生し て、そしてそれにお金が集まって、で、 イノベーションが生まれる。これをですね 、私、あの、設置の中では国体制の イノベーション呼んでいますけども、これ が関連政策も春のイノベーション理論で 説明できるという風に思います。で、まず こ、ここ2015年に出た一連の、え、 政策を並べてます。インターネットプラス ですね。これ何かと言いますと、 インターネット技術、それと経済社会の あらゆる領域を深く融合させると。そう いうことで実態経済のイノベーションを 促して既存産業の新たな発展を推進する 国家重点政策。これまさにですね、ネット と産業の新結合。これを国が後しようと いう政策になります。 これ以外にもですね、春ペタはですね、新 結合を遂行する企業者と信用の提供者で ある、え、銀行化の重要性にも言及してい ますけども、ここもですね、え、見てみ ますと、え、2015年に出たこの大衆 創業晩収送信ですね、大衆による、え、 企業、晩収によるイノベーションという、 え、政策が出されましたが、これはですね 、創業起業しやすい環境を政府がせ整える とそしてイノベーションの担手である企業 を確保支援する政策。 で、最後のこの国家進興産業創業投資運動 基金なんですけども、これはですね、VC ベンチャーキャピタルですねに対する支援 を通じてより多くの民間資金を スタートアップ投資へと誘導することを 目的として政府によって設立されたもの です。まさにですね、この銀行化として 信用に乏しいこのスタートアップ進興を 資金面で援助しようというところになり ます。これ実は一連の政策をあのこう 作り上げたと言いますか、こうやってきた のはあの今はもうなくなりましたけど離国 教元首相ま国民が主導として作ってます。 彼はですね、北京大学で、え、経済学士を 取ってますので、当然あのシタのことも、 え、知ってたとだとだろうという風に思い ます。それそうしますとですね、やはり彼 はこの理論の進者だったんではないかと いう風に思ってしまうぐらいかなりこう いった政策がかなりったところがあるなと いう風に思っています。で、実際効果は どうだったのかと言いますとですね、 やはり顕著に現れました。これ左の図なん ですけども、インキュベーション施設と そこに入居するスタートアップ企業数を プロトしたものです。これ2015年です ね。制作が出された2015年を境に急激 に伸びてるというのが分かるかという風に 思います。で、右の図なんですけども、 これもですね、中国のREステージ、VC ベンチャーキャピタル、プライベート イクイティ市場における資金調達状況の 推移を示したものなんですが、これもです ね、2015年あたりから急速に拡大して います。さらにですね、先ほど言いました 国家進興産業創業投資引導基金、これが 本格家族、あの、稼働してるのが2016 年なんですけども、この時はですね、あの 、新規の資金調達額というのが前年費で約 75%伸びるぐらい急激に伸びてきてると 、このように急に、え、伸びたということ がこれの図も分かるかという風に思います 。 でですね、これまで見た、あの、技術開発 であったり企業というのはですね、 イノベーション家程の一部にしか過ぎませ ん。で、イノベーションの肝というのは ですね、やはり新しい技術やサービスを 生むだけではなくて、それを社会経済活動 へと実装して、そしてそれをあのスケール 化させていく、世の中に広く浸透させて いくということにあります。中国の デジタル分野における強みというのは まさにこの社会実装にあります。 まずですね、初期段階では政府の方針を 受けまして、多くの企業が市場に参入し ます。その後にですね、企業はトライア エラーを繰り返して技術レベルの向上を 図りながら極めて私な競争にさらされます 。これ最近ではですね、あの内巻きという ような言葉が、あのこういった加藤競争を 打ち巻きという風に言われてますけども、 実際ですね、あのこれもう最近でこそ結構 話題になってるワードですが、あのこう いった現象はそもそも昔からずっと中国 経済では存在していました。で、例えば この期間って何が起こるかて言うと政府と しましてはもう黙認するようになります。 つまりグレーゾーンになるわけですね。え 、まず法律でちゃんと整っていないという ところがあります。例えば先ほどお話しし ましたアリペ、それが生まれたのは 2004年なんですけど、それからですね 、2000、え、10年代約10年弱は そのアリペの存在そのものがグレーゾーン でした。法律的に肯定されてないような。 ただ世の中のためにはなってるぞ。という ことで政府は目認します。じゃあその、 とりあえずやらせてみようということで 目認していくと。そうするとです、そこで あのガチンコの競争が起きるわけですね。 どんどんと競争が起きていくと。そしてそ それがだんだんと希望だ、あの規模が 大きくなっていくと様々な問題が出てき ます。そうするともうそれまでの法人主義 からあの行き過ぎた部分を調整し始める。 そしてあのせ、あの市場のルールという ものを整備させていきます。それと同時に ですね、やはり競争撃によって変化に対応 できない企業っていうのが出てきますので 、それらがどんどんと到達されて最終的に 勝ち残った数者による河が進むと同時に 世の中に世界にですね、中国社会に必要 不可欠なサービスとしてインフラになって 、え、根付いていくという風になります。 多くのデジタルサービスがですね、この ような過程を経て、今ではまさにインフラ となってます。先ほどお話ししました、 あの、シア自転車もそうですし、あの、 歯医者アプリ、え、ライドシェアのTD なんかもそうです。例えばですね、この 先ほど今お話したライドシェアもそうなん ですけど、これ今でも覚えてるの2012 年ですね頃にですね、その時問題になって たのがタクシー難民問題。タクシーが なかなか捕まらないと。特にですね、あの ハ火街のあの人が多く集まるところ、夜で あったりだとか、あと雨が降った時、 なかなかタクシーが捕まらない。そうする と何が出てきたかっていうと白卓です。 白卓が出てきて北京の白卓ってすごい 分かりやすくてですね、タクシーの真ん中 のところにペンライトみたいなのがこう ぶ下がっていて、その光ってればあのそれ が白卓だと。で、それを手上げてそれ 捕まえてので、それが結構は事故が起こっ たり犯罪があったりというのが社会問題に なってました。で、それがあった頃にです ね、このDD、あの、あの、ライドシェア 、タクシー廃サービスっていうのがこう 始まりまして、これに対しても、え、ま、 政府があの目認するような状況になります 。で、これもですね、まさにあの先ほどお 話した打ち巻き状態になるんですけど、 その当時何をやったかて言うと、 プラットフォーマー側が、え、お金を配り 始めます。で、運転手側にも補助金出して 、乗客側にも補助金を出すとするとですね 、あの、その当時聞いた話で面白かったの が運転手が補助金欲しいためにですね、 捕ま、手上げて載せたにもかわらず、 とりあえず今からやり方を教えるから、 まずアプリをの登録をやろうと。で、俺が 申請するからお前やってくれと。そうする と俺も補助金もらえるし、あなたも もらえるんだ。2人であなたもほぼほぼ ただで乗れるんだからやろうぜっていう ような感じでタクシーの運転手がまさに あのちょこう口込みの中心となって どんどんと広げていった。そうすると乗客 側も人にこうやって伝えていくとで一気に 広がったという状況になりました。でこ これがねまさにキャッシュバーニングあの 中国語で焼き銭にって書くんですけども そういった内巻きのような状況が起こって たんですね。で、今ではトータが進んで、 え、ルールがあの決められて、今大規模し たので、え、今ほぼほぼ河川河になって いるという状況です。まさにこのような 内巻きなんですけど、打ち巻き現象って いうのは最近始まったものではなくてです ね、中国ではずっと存在してきたもの。で 、なぜ最近になってこういった話題になっ てるのかと。特にですね、あの、我が国の あの、報道なんかも見ても、やはりよく 打ち巻きという言葉が出てくるようになっ たなという風に思います。これ、あの、 この当時のですね、その中国のこういった ライドシェアの時にはそこまでそうい、 あの、話題にはならなかったんですね。 じゃあそれはなんでかて言うと、ここに あります、この政府の方針、1番下の部分 ですね。政府の方針に大きな変化が、あの 、起こっています。これはですね、次の セクションでお話をさせていただきたいと いう風に思います。最後になりますけども 、最近の変化と今後の展望についてお話を していきたいと思いますけども、中国の このイノベーションに関しましては大きく 2つ、足元でですね、大きく2つの変化が 起こっています。1つはですね、 インベンションの強化、もう1つは デジタルビジネスモデルのシフトになり ます。それについて詳しく見ていきたいと いう風に思います。まず最初 インベンションの強化推進なんですが、 これはですね、イノベーションの要定と いうのは先ほどお話ししましたけど発明し たものから1になったものですね。そうし たプロダクトを社会実装すると1から10 にする。そしてそれをスケール化させて いって10から100にしていくという ところ。これがですね、あの、世の中に こうどんどん浸透させていくっていうのが 、これがまさにイノベーションの規模に なるわけですけども、これまで見てきた ように中国のイノベーションというのは 中国の巨大な市場を背景にですね、あの、 今まであるような既存の技術を応用する 社会実装型というのが特徴で、それを1を 10にして10を100にする。これが まさに得意だったわけですね。例えば、 あの、今普通に使われてるQRコード、 これを開発したのって我が国の伝ですよね 。これをまさに中国社会ではこれを使って 世の中に今当たり前のように、え、スマホ 決済ができるようになってる。逆になん ですけども、これ0から1のこの発明の ところなんですが、これがですね、中国は あの、そんなに強くないという風に言われ てます。その理由はですね、あの基礎研究 というのが弱い点にあります。で、これ右 の図からも分かるようにですね、中国の 研究開発費というのは増加傾向にはあるん ですけども、その打ち訳けを見るとですね 、あの基礎研究はわずか6%に過ぎません 。で、この状況っていうのは中国政府も、 ま、認識はしてるわけです。で、14時5 年計画、これ2021年から2025年 今年までなんですけども、このこれでです ね、書いてるのがイノベーション力という のはですね、質の高い発展要求に適合でき ていないとした上でですね、あの、社会 全体における研究開発費を年平均7%以上 増やすとして、基礎研究率を総額の8% 以上にまで高めるという目標を掲げました 。これ2021年です。加年計画というの はですね、この中国に5年に1回発表さ れる国民経済の長期的な発展をこの示した あのその目標ですねと方向性を示すこの グランドデザインになります。で、こ れって非常に重要で、ここで示された重点 順や、重点分野方針にはですね、人物金と いった大量のリソースが一気にこう投じ られると、そういう意味でにおいてはです ね、やはり中国経済を見る上においては この5年計画というのは極めて重要なもの になります。で、実際にこのような方針が 示された後にですね、あの、多くの予算が 基礎研究と回されるようになってます。 これ右の図はですね、これ去年あの文科省 から出されたあのデータなんですけどもこ れって2021年で止まってます。でこれ 以降おそらくかなり増えてきてるんだろう なという風に肌感覚で思いますと言います のも実際に自然価格の分野を中心にですね 所が色々できてきたりとかですねあと私の 周りでも外国人の研究者が増えてます。 日本人も増えてます。アメリカ人も増えて ます。そういった現象が今足元で起こって ますので、こういった基礎研究の分野に 対してかなりお金が投じられてるんだろう なというのは肌感覚で感じております。で 、これが1つ目、インベンションの強化。 これになります。次ですね、デジタル ビジネスモデルのシフトになります。で、 これですね、最近なんですけども、中国の イノベーションって停滞し、停滞してん じゃないのとか、新しいサービスあまり見 なくなったねっていうのをよく聞きます。 ま、実際北京で住んでいてもですね、それ は感じます。 ま、その理由としましてはですね、この 2010年代先ほどお話しさせていただい た新経済なんですけども、これをあの中国 経済の成長を牽引してきたこのデジタル 決済をプラットフォームとするこの神経は B2Cのサービス業が中心だったんですね 。例えばECフィンテックオンライン教育 などですね。で、このB2C型っていう、 このデジタルビジネスっていうのはもう すでに結構法和状態、もう出尽くしたと いう感があります。ま、成熟したと言って もいいんだと思います。さらにですね、 最近近年ではこの個人情報保護であったり 独占禁止といった観点から巨大 プラットフォームに対する規制が強化され ています。その一方で強化されてきたのが 製造業になります。先ほどお話したこの第 14時5年計画、これに書いてあるんです けども、製造業比率の基本的な安定を維持 し、製造業の競争力を高め、製造業の質の 高い発展を促進するとですね、製造教告と して発展していくというこの方針が強く 示されています。ま、最近ですね、近年 話題になってるワード、キーワードとして 寝質生産力、新しい質の生産力というもの があのあるんですけども、これもですね、 製造業の文脈で語られることが多くなって います。実際にあのGDP名目GDPの ですね、このあの、え、産業別構成費を見 てみますとですね、え、2010年代第3 次産業の比率っていうのは右肩上がりで 上昇してきました。で、それがですね、 2019年にピークをつけた後ですね、第 14時年計画の期間中っていうのは、ま、 コロナの影響もあって、こうかなり、え、 低下してきていると。特にですね、去年な んですが、あの、すでにコロナの影響って いうのはもうなくなったにも関わらず、第 33産業行のが大きく下げる一方で第23 産業、製造業がこう高まってきてるという ことがあります。 で、実際あのベンチャーマネというのも これまでのB2Cネットビジネス分野から B2B製造業分野へと変化してきたと。 それによってユニコーン企業の顔ブれにも 大きく変化してきてるということになり ます。実際B2B型のビジネスネスって いうのはですね、この一般消費者にはこう 実感されにくいんですけども、この イノベーションの目というのは見えない ところでずっと座っていたんですね。で、 これが最近になってすごいこう注目される ようになってきたのが、これがまさに見え なかったものが今表に出始めています。 それがあのここにあります。最近話題に なってるのが公衆6勝と呼ばれている中国 甲州ですね。九州の方なんですけども。で 、急成長を遂げた6つの先端テクノロジー 企業。これあの講衆6勝という風になって 今年すごい話題になってるんですけども、 え、実際このこれらの企業っていうの、ま 、人工知能であったりロボット工学あとは ですね、脳機能のインターフェースなんか あのの分野で世界的な注目を浴びています 。で、ま、最近、ま、今年になってすごい 話題になったディープシークもこの中の1 つになってるんですね。で、今年の旬の テレビ番組、正月番組ですごい話題になっ たのがその中の企業の1つ。ユニりという ものがあります。このロボットダンスが すごい話題になったんですけども、私も 実際見てみましたけど本当にすごかった です。あの、ま、ロボットがこう一緒に 並んで踊ってるのもそうなんですけども、 あの、ハカ地をですね、こうやって持って くるくるとこれ手につけられてるのかなと 思ったらくるくる持ってるのを上にピンと 投げてそれをまたキャッチするんですよ。 どうやって制御してるんだろう。ま、非常 にこう動きもスムーズで、ま、これを監督 したのがチャンイモさんっていうあの非常 に有名な映画監督の方がこれ、これを監督 してこう作られたということですごい話題 になりました。で、もしですね、見てい なければですね、ここに書いてます春番、 あと機械の気に器に人というものをネット で検索すると動画が出てきますので、是非 これを見ていただきたいなという風に思い ます。 で、これがですね、やっぱりこれ、これを ですね、先ほどのあのピラミッド、 イノベーションピラミッドに当てはめてみ ますとですね、最初のせ、方針部分って いうのが、ま、製造業になったと、1番下 の部分ですね。で、製造業になったと。で 、そしてそれに対してインベンションって ものすごいこうあの、お金が閉じられる ようになった。インベンションの推進で 研究開発にお金が回るようになった。で、 それがどんどんと今加藤競争が起こって 打ち巻きがまさに起こってます。で、これ までのデジタルサービスっていうのは輸出 には向かなかったんですね。やはり他の国 に持っていってもなかなかそれに適しない ようなところがあったと。ところがですね 、この製造分野だと比較的輸出しやすいと いうこともありまして、国内の加藤競争で この鍛えられたこのプロダクトがですね、 どんどんと世界へ出るようになったと。で 、例えばEV最近話題になってますよね。 あと太陽光パネルってあったりリチウム4 電池こういったところがどんどんと海外に 輸出され始めたと特にですね物づり分野に おきましてこの我が国企業とですねあの 競合するシーンっていうのが増えてくる わけです。そうするとやはりこの内巻き 加闘競争というのが日本でも話題になっ てると。やはりそこでバッティングして 自分自国の企業にも影響をするということ であればさ、やっぱやはりこれが報道報道 されるようになってくるんだろうなという 風に見ています。そういうの意味からです ね、やはりこの今後はですね、この ロボットの輸出もひょっとしたら増えて くるんじゃないかなという風に思います。 最後になりますけども、今後の展望をお 話しさせていただきたいという風に思い ます。まずですね、中国企業におけるこの イノベーションというのは今後加速して いくだろうという風に私は見ています。今 まさにですね、世界の研究教育分野で変動 が起こっているという風に思います。 皆さんご存知と思いますけども、やはり 研究教育っていうのはアメリカの成長の 厳選だと思います。 やはり優秀な大学があって、そこに世界中の有能な人たちが集まり、そこにネーがついて、え、で、国が新しいイノベーションを起こして発展していくと中国のですね、成大学というのは、あの、アメリカがですね、下和ダの乱の賠償金で作った生活動っていうのが、あの、 1911 年なんですけども、それが元になってました。 それを窓口に、え、アメリカへの高皮留学 生というのがその当時あのそうパイプとし てあの使われてたわけですけども、まさに ですね、そういったアメリカの100年前 にやっていたことというまさに逆流が 起こっていると。それはトランプ政権に よるこの大学攻撃であったり研究費の削減 今まで世界中の人たちが優秀な研究者が 集まってきてたのがそれが逆に人材が流出 し始めてるという現象が起こっています。 で、実際ですね、中国は今あの人材を獲得 しようということでですね。ま、研究開発 機も増やしてますし、今実際に人を アメリカに送ってリクルートをやったりと か、新しい研究所を作ろうという動きが あります。国内で もうそれもう流れてくる人たちをみんな 捕まえてやろうというぐらい積極的に人を 取りに行ってます。 これはですね、やはり中長期的には大きく 中国の科学技術力というのが高まっていく ということは十分に考えられるという風に 思います。 もう1つの、え、動きとしては先端技術の 社会実装が進んでいくではないかという風 に思います。例えばですね、あの、右側の あの写真なんですけども、今年4月に開催 されましたロボットマラソンなんですけど 、あの日本でも結構報道されてるの私見た んですが、あの20代走ったうちの6台が ゴールしたんですね。で、ま、ものすごい なと思ったんですが、結構ネット上とかで 馬鹿にされてたんですよ。なんか最初に スタート時点でこけたりとかなんかよく わかんないロボットが出てきてあのバーっ と引っ張人が引っ張られていったりだと かっていうようなシーンがあってこうバカ にしてたんそれで私が思い出したのはです ねこう数年前開発時の頃の自動運転その 当時ですねあの実際にテレビが入って撮影 したシーンとかですごいこうミスが起こっ たりとかあとですね上でもまだまだ中国の 自動運転ダメだねって言ってたのが本当数 年前なんですね。それが今では当たり前の ように自動運転を使ってます。今一応 ルールとして今レベル2までしか使えない ので必ず持ってないと言われていけないと 言われてます。ただあの結構ネット上見れ ば分かるんですけどそれにですね、確か重 さであの反応するようになってるんで ペットボトルを送り付けて街の中でも自動 運転でこう勝手にこう走ってる車が結構 あります。だからもう北京の町でも、ま、 まさに先ほど言ったグレーな状態の中で今 どんどんと今人が自動運転を使ってるのが 今足元です。で、これを思い出したんです 。で、わずか数年で実用レベルになってき たというところを考えると、今まさにこの 走り切ったこのハーフマラソンを2時間 40分で走ったんですけども、こういった ロボットがですね、え、ま、5年後社会 実装はされて、それが10年後にはもう街 の中で普通に働いてるような姿、ひょっと したら家庭の中で選択して掃除してという のをロボットがやってるような状況って いうのがあってもおかしくないんじゃない かという風に思っています。そしてそれを ですね、実際にあの進めていくのがこの2 番目の民営企業になります。 あの さ、あのあのイノベーションを起こすのは ですね、民営企業なんですけども、例えば あのこの集金平さんがですね、過去の講演 で指摘したのが民間経済の56789構造 というものです。これ何かと言いますと、 税収の50%以上、国内総生産の60% 以上、イノベーションの70%以上、都市 部雇用の80%以上、企業数の90%以上 、これをにあの、民営企業が、え、貢献し ているということを、え、講演で言って ます。つまり民営企業の成長なしに中国 経済の成長なんてありえないわけですね。 で、ここ数年ですね、あの、国民、国有 企業が優遇されて、民営企業があの、 いじめられてるといった話を聞くように なってきたんですけども、今年に入って いいシグナルが出ているなという風に思い ます。それが今年の2月に行われたこの 民営企業座談会。これで、ま、集金兵さん が民営企業のトップたちとこう顔を合わせ たというのが1つ。それとですね、 2025年、ま、今年の5月ですね、民営 、あの、中国の民営経営促進法というもの が出されまして、これによって民営企業の この権疫保護を法律で保証したというもの になります。これ今後ですね、民営企業が 活発化していく。そうすると イノベーションがどんどんと起こっていく 。そうすると新しいロボットなどのですね 、あのこういった新しい技術、新技術が どんどんと社会実装されていくということ が起こるんじゃないかという風に思います 。最後になりますけども、え、今後発展し ていくと言いますか、強化せざるを得ない 分野としてやはりサービス業というものが あるんではないかなという風に思います。 先ほども述べましたけども、第14時5年 計画ではですね、製造業を強化した一方で サービス業というのが相対的に低明してき た。これがですね、やはり私は弱年出業率 の上昇であったり、あの消費の低名の 大きな要因の1つになってるんではないか なという風に思います。国民経済の中心 これ中心産業っていうのはこの国のですね 、あの発展に伴って編成していく、変わっ ていくというのがこのペィクラークの法則 としてよく知られています。国が発展して いけばこれまでの第1次産業から第2次 産業に移り、第2次産業から第3次産業に なっていく。こういう風に変遷していく中 でですね、やはり第三次産業っていうのは この比較的このホワイトカラーの受け入れ としてですね、雇用の受け皿になる分野 ですのでこれをどうしてもやはり今後は あの発展させもう1度発展させていかざる を終えないんじゃないかという風に思い ます。その意味においては中国はあの スローガンが好きなのでひょっとしたら こういったここに私書いてますけど高質量 副業発展質のたあの質の高いサービス業の 発展であったり寝室含む力新しい質の サービス力これあの誰も言ってる私が勝手 に作った造語なんですけどもこういった あのスローガンを出してもう1度こういっ たところにえサービス業の発展をこうやっ ていく必要があるんではないかなという風 に思います。ま、実際足元ではですね、 いい動きも起こってまして、最近で言い ますと、あの、中国の中央銀行にあたる あの、自民銀行がですね、え、サービス 消費用語ですね、をサポートする、え、 政策を打ち出しています。これまさにです ね、このサービス業っていうのは我が国 うん、表なしを得意とする我が国のお箱で ありますので、こここういった分野では ですね、あと介護についてもこう共通の 課題としてある分野ですので、こういった ところはやはりあのまさに日本企業にも ちょっとチャンスがあるんではないかなと いう風に思います。中国はですね、まさに この変革の過時にあります。この変化の中 にこそチャンスがあります。で、日本企業 にとってもですね、今後大きな消期が中国 にはあるんではないかという風に思います 。そのためにもですね、今足元で策定され てる大先ほど言いました14時過年計画と いうのは今年までです。で、今足元でです ね、え、作られてまして、え、我々あの 中国社会にもですね、こ、どういったこと をやりたいですか?ていった、こう皆、皆 さんから意見を募集してますみたいなこと も、え、ここ最近ずっとやられてました。 で、今マニクスの策定している第15次年 計画、これがですね、非常に重要になって くると思います。ここで示される方針で あったり、重点分野っていうところに今後 ですね、やはり我々は着目していかなけれ ばならないんではないかという風に思い ます。以上になります。ありがとうござい ました。 西村さん、ありがとうございました。それ では質問。あの、時間だいぶオーバーして しまいましたけれども、え、西村さんに、 え、盛大な拍手をお願いいたします。 ございました。 それでは記者会見終わり。

かつて国家が経済や社会の隅々まで介入する権威主義体制の下では、イノベーションが起こりにくいと考えられてきた。その常識を覆したのが、共産党の一党支配を貫く中国だ。金融を中心に世界が驚くデジタル・イノベーションを生み出せたのはなぜか。
2000年代の初頭から北京で暮らし、現地の大学で研究を続ける西村友作・対外経済貿易大学教授が、中国経済の現状や今後の展望を話した。

司会 高橋哲史 日本記者クラブ企画委員 (日本経済新聞社)

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