日経平均15万円!? 円安×株高の行方と日本経済の構造的課題とは?

さて、今回は我々の暮らしに直結する 物価高、そして、ま、トランプ関税によっ て今後どういう風に経済は動いていくのか 、そういうお話を進めていきたいと思い ます。RKBアナウンサーの田端裕介です 。 さあ、今日はですね、ナンバーワン ストラテジストの佐々木徹さん、そして 九州大学スタートアップ企業の先駆が駆け IT会社の副社長、浜崎大一郎さんと共に 進めてまいります。 よろしくお願いします。 よろしくお願いします。 ま、前回、前々回の収録がご評いただいたということで、また次の配信の収録ができました。皆さんよろしくお願いします。 何かね、こうちょっとセットが そう 豪華になりましたよ、これ。2 回目の収録にしてちょっとね、あの予算が増えたように映ってますけど、 場所が変わったというはい。 あの、予算に関しては維持です。 変わっております。 はい。 え、ただ、あの、話す内容はさらに前回以上に、ま、濃くしていきたいと思いますので、お二方よろしくお願いいたします。 よろします。 さて、まず、ま、物価高かっていうところで言うと佐々木さんまだ一向にこうインフレが止まる傾向はないですよね。 そうですね。 ま、むしろ、あの、じわじわとちょっと加速してる、ま、加速って言いすぎですけども、ま、前年費で 3% ぐらいのインフレ率がちょっとずつ、ちょっとずつ続いてるような感じで、で、特にですね、その変動の大きいものを除いたあのインフレ率なんていうのは少しこう前年費の上昇率が上がってきてるという感じなんですよね。 え、 こう、あの、%で伸びてるんですが、そのを見ると結構食品の 上昇率が大きくてですね、あの、 特に、ま、お米は 100%はい。そうですね。米 100%とか、コーヒー豆40% とか、鶏肉7.8とか、うどん4.5 とかですね。ま、福岡で結構重要な要素だと思うんですが、ま、かなり上がってるという状況なんですね。 これでも全年費っていうことですから、あの、ま、ウクライナ進行以降毎年上がっているということを考えると、ま、本当に 2019年、2020 年頃に比べたら相当値上がりしてるという風に言えますよね。 そうですね。おっしゃる通りで、あの、例えば全体のインフレ率さっき 3% ちょっとこう伸びてるって申し上げたんですけども、もう過去 3年ですね、ずっと続けて前年費 2% 以上のインフレ率が続いてるんですよ。だから積み上げていくともう結構上がってることになりますね。 うん。 うん。これは、ま、日本だけの話ではない。 ま、もちろん他の国もあのインフレ率上昇してるんですが実はですね、もう日本って G7 の中でインフレ率が高い方になってるんですね。 これ水色が日本なんですけども、あの、これですね、多分 6月までのデータが、あ、ごめんなさい。 5月までのデータが入ってて、5 月までで見ると7ヶ月連続で、え、日本が G7の中で1 番インフレ率が高くなってます。 うん。でですね、6 月のデータが出てイギリスのがちょっと高くなったんですが、日本よりですね。でもま、それでも 2 番目なので、もう日本はですね、その先進国の中でインフレ率が高い方の国になってるということが言えるんですよね。 ちょっと前まではデフレデフレと言ってあの 1 番下の方にいたのにつの間にかトップに驚い出てしまっ、あんまり嬉しくないんですけどね。 そうですよ。 いつの間にかそういう区になってますね。 はい。 ま、これだけこう物価上がってくると、ま、金融市場はどういう反応が出るのかってところがやっぱり気になるところだと思うんですけども。佐々木さん、この今の状況ってどう見てるんですか? そうですね、実は、ま、これだけインフルエンスが高くなってる、ま、要は G7の中で1 番高くなってるにも関わらず政策金は 1 番低いわけですよ。ま、いや、そうですね。 1番低い。 あの、さっきの中でスイスが入ってて、スイスは G7 じゃないので、スイスの方が制作金入は低いんですけど、でもその次に低いのが日本なので、 G7の中では1 番制作金が低いということになるんですけど、ということは例えば今あの例えば預金利政策金利は 0.5で預金利は0.2 しかないんですね。 で、一方でインフレ率は3.5 ぐらいあるので、 お金を持ってると3.3% ぐらい毎年損してくような形になってるんですね。 これは実質金利がマイナスだということを言うんですけども、まね、物価が 3% ずつ上がってってんのにお金預けておいても金利が 0.2 しかつかなかったらどんどんあの勾倍力がめりしてきますよね。 だ、そうするとそんな通貨持ってたくないので結局その通貨が売られてくっていうことになっていてインフレなのはまあいいんです。 ま、インフレっていうことで、ま、1 つの問題なんですが、もう1 つはその日銀の金融政策で全然金利が上がんないっていうのも、ま、縁を弱くしてる結構大きな要素になってるということなんですね。さんでもその金利が上がるっていう、ま、えっとことにすると、ま、よくあの景気が冷えるっていう話も、ま、セットで言われてるところがあるじゃないですか。 ま、決して日本が今こう景気がいい形でのインフレではないとした時にこれ利上げのそのポイントっていうのはその辺りその景に対する利上げでとどういう風に考えればいいですか? いや、あのですね、これ多分ですね、景気とその金利のところはインフレのところはあの離して考えなきゃいけないと思っていて、例えばですね、このままあの金利を低いまにしておくとですね、当然フレ率はどんどん上がってくんですね。で、インフレ率が上がっていくと例えば株価が上がってくので、株価って名目地なので、株価が上ってくの。 [音楽] のでなんかちょっとこう表面的には景がいいようにこう見えるんですけども、ま、あの、その一方で株持ってない人はどんどん苦しくなってくということがあって、で、一方で確かにその金利を上げたら景を冷やす方向になるかもしれないんですけど、でも逆にインフル率がどんどんどんどん上がっていくとどんどんどんどん勾配力が少なくなってくので結局実はなんかこう名目地だけ膨らんでってるのでいい部分に見えるところはいい部分見えるんですが実績にはどんどん苦しくなっていくので 実はそこのところがま 難しいっていうかうん。ほっといても金利をほっといてもあの世の中の景は悪くなってくる。実質的には悪くなってくっていうことは言えると思いますよね。 こ難しいところだと思うんですよね。うん。ま、我々もあの豊かな経済を実感したいところなんですけども名目と実質のところの差っていうものをすごく感じる世の中ですよね。 そう。名目だけはいいんですけどね。だからインフル率だけは上がってくので物価は上がって、ま、株価が上がってくので株を持ってる人たちはいいんですけどね。 ええ、 でも、ま、そうじゃない人は苦しくなってくということだと思います。 ま、そういう日本の経済状況の中で日本の縁が、ま、海外からどう見られるのかっていうところでの円安に、ま、触れてる状況。これが、ま、ずっと 140円台中盤から後半ぐらいで、 ま、推移してるような状況ですよね。 うん。そうですね。ま、あの、今ですね、あの、今年に入ってからドル円相場がちょっと円高方向に触れてるのはドルが弱いっていうのがあるんですね。 こちらもあるように2025 年に入ってからドル円相場ちょっと円高方向になって、ま、今ちょっとね、円安ドル高の方向になってますが、これ背景はですね、ドルが弱くなってるんですよね。 で、実は円は弱いまなんの。円は弱いまなんですよ。 決して日本があの、円が強くなったわけじゃないってことです。わけじゃなくてはい。あの、 4 月の頭ぐらいからあの、トランプ大統領が例の完税の表のあれを見せてからで見てみると円が 2番目に弱くてドルが1番弱いんですね。 へえ。 それドがつまり、えっと、流出をしているということなんです。 そうですね。やっぱりあのトランプ関税のあれを受けてその欧州とかから特に投資家がアメリカからお金を引き出してるという形でドルが売られてるんですがなので土円落ちてるんですけど一方で円はドルの次に弱いので例えば対ユロとか対スイスフランなんかでは円安が済んでてスイスフラン円炎なんてあの過去市場最高値円の市場最安値に更新してるので めちゃくちゃ円弱いまなんですね。 うん。 なかなか笑られねえアメリカのドルグあるはユロぐらいしかちょっと見てないですけどもやっぱ世界のそういう買わせの動きを見ると本当にお金のこの出理ってのは非常によくわかりますよね。 そうですね。なので私今回こうドレンがここまで落ちてきてまこれだけ混乱しててドルが売られてかつ世界の当期筋がどんどん円を買ってるんですね。 それでも140 円までしかいかなかったっていうことのが結構ショックでそんなに円は弱くなってんだと。ま、元々ね円弱くなってると思ったんですがなんかそこまで弱いんだ。 [音楽] ちょっとショックでしたね。うん。 うん。 ま、その円安っていうのは今後ますますの方に行くのか、あるいはちょっと円高に触れていくのか、この辺っていうのはどう見てますか? ま、私は円安試合は続くと思っていて、それはやっぱりさっき申し上げたあのインフレ率並みに金利が上げられないっていうところがポイントだと思ってます。日本のインフレ率はですね、多分あの結構高いまんま続くんじゃないかなと思うんですよね。 それは円安から影響もあるし、人手不足で賃金をげなきゃいけないていうところもあるので、賃金を上げなきゃいけないってことは結局自社の製品とかサービスの価格を上げなきゃいけないですよね。 うん。 で、それをずっとこう、あの、総合的に考えるとインフレ率は高止まりすると。 でも金利はなかなか上げられない。これはなんでかって言うと、政府債務が大きすぎるので金利を上げるとコストが増えてくじゃないですか。だから金利上げにくくなってるというのはあるんですよね。 そうすると実質にマイナスのままなので持ってたら目りするをずっと持ってるわけがないのでどんどんどんどんこう外に流れてったりとかいうことが起きるということですね。 うん。 ま、でもそうなっていくとしばらくま、円安がまだ続くとして株の方はどうなっていきますかね? これは株会議はプラスなんですよね。 はい。株っていうのは名目地なんですね。 あの、企業収益も名目地じゃないですか。で、実はそのインフレになると企業収益っていうのは膨らんでいくわけですよ。売上も膨らめば、 ま、利益も膨らむ実績にはね、膨らまなかったとしても そうなんですね。ま、せの影響で言うと円安が、ま、あの、ま、大体企業が、ま、今年どうでしょうね。 [音楽] 140円から135 円のどっかの間で輸出企業っていうのは一旦金利を置いてて、今 140 円台後半になってくるとその分が、ま、いわよとして売上に乗ってくるっていうこともなりますから 本当は。 だから、ま、売上た数は変わらないんだけども、円安のおかげで売上が伸びてるように見えるっていうところもあるんですよね。 そうね。で、それが名目地できて、で、そのままそれが株価に反映するので、株価は上昇してくんですね。 それで1 つ面白い例としては今回あのサイ員戦で自民党がえっと 2040年度までに名目 GDPを1000 兆円員にするって言ってたじゃないですか。あれって今のインフレ率が続いたら 2039年度に達成するんですよ。 あ、1兆円。 実質の成長率なくなくても届くんです。 それはどう我々は受け止めたらいいんですか? 単にどんどんどんどん数字だけが大きくなってく世界なんですが、それ名目 GDPと株価って大体連動するのでうん。 今620 兆円ぐらいだと思うんですけど、名目 GDPでこれが3.5% ぐらいで毎年あのインフレ率があれば 39年度には1000兆円なんですね。 で、そうなると日経株価いくらになるかっていうと 15万円なんですよ。ほ、 ま、今、今4 万円ぐらいで大騒ぎしてる我々が そう、およそ4 倍近くにてことは今我々が持ってる株価株価も 4 倍になる可能性があるということですよね。金すると。 そう、そう。これはでも名目値だけです。つまりインフレ率がそうやってこう増えていくと、ま、結局名目がそうやって大きくなってくっていうだけで、だから実質成長率何にもなくても名目 GDPが1000 兆円になると大体の相感で見ると 15万円ぐらいになる。 ああ、これは日本はそれは豊かなんでしょうか? 豊かではないですね。 豊かではないです。 はい。例えばトルコなんかも過去 4年間で見ると株価は 600%500%か600% ぐらい上がってるんですよ。 それなぜかというと通貨が暴落してるからですね。 うん。うん。 だから単にインフレでこう通貨の価値が下がり資産価格が上がったっていうだけでただ問題はその株価株価が上がってく過程でなんか高用感があるんですよ。 [音楽] 気持ちですよね。 なるほど。気持ち 景気は木ですからね。 でも本当にそこで利益をも出す人っていうのは相当やっぱ株を持ってる人とか うん。 資産を持ってる人 じゃなきゃそんなにそのインフレの分を 補えないと思うので ええ。 ただなんとなくやっぱりこうねとかねこう YouTube とかであの見てメディアからのね株価株価最多に更新しましたって言うと用感があるじゃないですか。 はい。ありますね。 それでしばらくですね、問題から目を遠ざけるような状況が続くんだと思います。 うん。 ただ我々失われた 30 年ロストジェネレーションに入ってる世代なんですけど、 その89年の過去の市場最高の時から 30年経ってようやく 4万円台にやって市場最多高値を更新して 30 年かかってこれだけなんですよ。うん。 それが2030年代後半までに 15 万円そんな株価に行くのかなんて思っちゃうんですけど それは結局我々のその失われた 30年はなんで失われた30 年かっていうとインフレ率が高くなんなかったつまりまどっちかというとデフレ 0 からマイナスだったということでで今その失われた 30 年から脱却できたなと思うのはある意味インフネになってるだけなんですねあそうですね で本当は重要なのは実質なんですよ うん で実質的に成長することでも失われ 30 年は名目も成長しなかったし、実質も成長しなかった。だ、本当に失われた 30 年なんですが、今は実質そんな成長してないんですが、名目だけ成長してきてるので、まあ、なんか脱却したように見えてるんですが、 でもそれは多分単純に貧婦の差を拡大してるだけ。 ああ、 資産を持ってる人と持ってない人の差を広げてるだけだろうなというに思います。 うん。うん。 これ経営者の目線からするとその今の経済状況ってどういう判断が必要になってくるんですかね? はい。まずはえっとま、これだけいろんなものの価格が上がってくるということで言うとまず経営者の判断で言うと [音楽] 自分たちがそれをちゃんと価格に転加できるかどうかっていうこれが実は 1 番のま、ある意味なものですよね。やっぱりこの物の値段を上がるってことは何が起こるかって言ったら買われなくなるリスクっていうのがあるんですよね。 力っていうとが実は番重要でで実はこの値上げがされてる時っていうのは実は一番値上げしやすいんですよ。我々も 理由がつきやすいですから。いや、こん だけ世の中に値上げしてるから我々もさせ てくださいって言いやすいんですけども皆 さんなんかこう他が値上げしてるけど俺は 俺はっていう風になってしまうとどうして もそこがえどっかでこの企業が歪みをどっ かで一点に引き受けてしまうような状況が 起こってしまうのでしっかり経営者として はこう本当にましっかりと値上げをしてい くってことはすごく大事かな。その 値上げしたものをちゃんと従業員のお給料 に還元する。そこの循環を企業1個1個が やってかないと多分この先ほどの実質は 一切上がってこないんじゃないかなという 風に思いますけどもね。うん。 やっぱり度げた値段っていうのは下げられません。 下げにくいです。ですので、しかもお客さんが離れるリスクもあるんですよね。 だからそういうとこでもただ例えばあの海外の、え、動画配信サービスってよくドンて値上げしますよね。 はい。 うん。 よくやるなっていうところがあるんですけども、値上げした分、例えば 20%値上げしたとして、 お客さんが15%減っても 値上げした分を考えると実は実質売上増よ。で、もっと言うと設備にかかるお金が下がりますからコストも下がるの利益も増えるっていうことがあるんですね。なのでお客さんが減るということと値上げをする幅っていうものをちゃんと考えて [拍手] どう設計するかこれが結構重要になってくると思うんですよね。な るほど。 へえ。あと、あ、いいですか?1 つ聞いて。あの、 今企業ってその人手不足なので、ま、賃金を上げてそのね、価格ね、転してかなきゃいけないっていうのがあると思うんですが、あの、今のその人手不足って実は、あの、日本ってあの修業者数は過去最高で、まだ人はたくさんいる。でも、あの、明らかに人手不足の原因っていうのは若い人がいないっていうことと、あとその労働時間がどんどんってきてるということです。おっしゃる通りですね。 そこってその、ま、そのなんですかね。 働き方改革っていうのも当然あるし、あとその非正規雇用とかそういうのも影響してると思うんですけど、そのやっぱりその辺のその 労働時間の減少っていうのがやっぱ一番大きいですね。あの G7の中で日本っていうのは2 番目に低いんですよね。確か1 番低いのがイタリアでなんか1 番労働時間ですね。で、あの本当にあの G7の中でも1 番低い上に多分トップに比べると本当に 1.5 倍ぐらい多分日本よりも多いいという状況なんですね。だからやっぱ日本の労働時間っていうのは非常に低いっていうのはもうこれ間違いないんですよ。 で、おっしゃる働き方改革も含めて働く時間だけを短くしたものの結局のところへと生産力も一緒にある意味してしまった状況にあってそうすると会社としての収益っていうのは上がらない。でも先ほどな、ま、あの今回あの最低賃の引き上げっていうのがありましたけども最低賃引き上げるとまた労働時間は多分減る方向に行くんですよね。企業としては払える賃金がある一定のキャップキャップがあったら時間だけは減るということになりますから。 だからこの働く対価っていうものをどう捉えていくか、つまり時間でやはり測るだけでいいのかっていうところで、もう 1 つはあの働かない、え、労働者を守るってことはめちゃくちゃ大事なんですけども他方で働きたいというどう、え、企業や国が担保していくかっていうこちらの方向もちゃんと考えていかないとなかなか企業の生産性というのも生産力が上がらない [音楽] [音楽] という風に思うんですよね。うん。 これは経営者はえと多分ほぼみんな悩んでるところだと思います。 うん。 もしもしその残業の規制とかをなくしたとしたらその辺変わると思います。その若い人たってもう今更なんか働けるようになっても働かないのかなとかも思ったりするんですけど、その辺りどうですか? はい。あの、これは色々あると思うんですけども、我々の IT 業界で言うと結構大きく聞こえる声は若い時にこんなに働かなくて大丈夫かっていう記をする声もあるんですね。どうしてもやっぱりこう学ぶ時間じゃないですか。 20 代ってのは非常にいろんなもの吸収する時間にその吸収するしたいっていう思いに対して、 え、経営側が会社側がストップをかけるわけなんですよね。これって本当にその人の成長によって取っていいのかどうかっていうところていうのはかなり若い人たちの方が危機感を持ってると思います。 このまま僕30代40 代何もしないまま年を重ねて大丈夫だろうかっていう風に思ってしまうっていうそっちの方が僕は今結構問題じゃないかなという風に思いますけどもね。う ん。うん。 やっぱり労働時間にしても、あるいは最低賃金とかでもなんかこう頭打ちみたいな部分があるとそこから先に行けないからなんか総額が全然増えていかないような感じしますよね。 さっきさんお申しったように物の値段は上がってくわけですから実績的には実は自分たちはメりしているっていう状況ですから やっぱりそういったところのま、あの風をいい意味で外していかないと 日本っていうのは実は全く働かない国になってるっていうまさしくそれをまず肝に命じないと今も昔はま、いわゆる金勉だとかものすごく働くっていう風なイメージがありましたけども今はもう全然そういう状況ではないっていうところだと思いますけどね。うん。う ん。うん。 ま、ただ実質の部分を上げていくためにはやっぱりどこかで価格してで、それをこう払える賃金がちゃんと追いついてっていう状況をやっぱ作り出していくっていうのが健全な状況なんですかね。 そうですね。ま、生産性を高めるとか うん。 うん。ま、産業自体ってか、ま、日本経済自体のあの構造を改革していかないとにかく日本って日本で投資が行われないので 投資が行われなかったらそれはやっぱり実質で成長するのは難しいですよね。 うん。そうですね。 海外にばっかり投資しちゃって。 そうですね。ま、対日投資額ってのは非常に低いっていうのが日本の状況ですからね。 うん。理由のどういうとなんですか? これはまあ日本って独特だと思うんですけど、これもちょっとね、さんのご意見を伺いたいんですけど、多分ですね、日本って、 えっと、今までずっとやってきました。頑張ってきました。で、この企業例えば結構いい技術持ってます。で、そこを外国から興味を持ってそれ買いたいんだけど、企業買いたいんだけど、いや、これはもう絶対売らない。 自分たちで守るとか、あと外が来るとなんかそれでこう例えば人が切られたりとかしてむちゃくちゃになってその日本の文化と合わないんじゃないかっていうことで拒否反応が非常に強いっていうのがあるんじゃないかと思うんですね。今って円はものすごく安いので海外から見たら日本の企業ってめちゃくちゃ安いわけですよ。 はい。 でも結局なんかそうやって意味買おうとするとなんかなんとなくこう拒否されたりとか押し出されたりとかして今回のセブンセブンアンダイもちょっとそうでしたよね。 うん。 なのでそういうところで入ってこないでそうなってくると、ま、ただでさえ言葉もわかんないわけですから向こうからしてみればだからま、もういっかみたいな感じになるっていうのが 1 つとそもそも日本が外日本の企業が外にばっかり投資してて日本で投資しないじゃないですか。 で、それはじゃあなんでなのって言ったら、いや、日本人がいないしとかね、国内の需要が弱いしってことになって結局どんどん外に行っちゃってるってことなのかなと思うんですけどね。 ま、我々もよく感じるのはその、ま、アメリカの企業と一緒に仕事するんですけど、やっぱ日本の少集のこの独特さ、ま、言語も含めてなんですけども、やっぱその辺りっていうのは少し仮になってる部分もありますし、やっぱり相対的にこう日本の経済力が落ちている中、アジアの明らかにヘッドコーターってのも今もうシンガポールに移ってる状況なんですよね。 本件ってるとも含めるとやっぱりそういった意味でもこの日本の独特な少集感であったりとか、ま、もちろん日本の国力の低下っていうところの、ま、相まったところで海外の企業が日本に、ま、期間を置くっていうところが、ま、あまり意味をなさなくなった。ま、規模縮小しようっていうことになったっていうところはここ、ま、そうですね、ま、 5 年ぐらいですごく起こったところかなという風に思いますけどもね。 それは日本の小集官っていうものがその経済成長の度合によって日本の高度経済成長期には良かったけれども今のまた段階になった時には合わなくなるとかそういうことなんですよ。 そういうことだと思いますね。 そうですね。ま、やっぱり国度経済成長の時っていうのはやっぱ日本という国に物を買う力があったわけですよね。 うん。 そこでのを売りたい海外の企業は嫌顔にも日本に何か置くってことをしてたわけなんですけども、ま、日本の倍力は当然減ってるわけですから、あんま売れないんだったら別にここそんなに力入れなくていいよねっていう風にやっぱどうしても、ま、彼らからすると見えてしまうっていうところだと思うんですよね。ま、今回トランプさんの感じやってますけども、やっぱアメリカがあれだけ勾配力があるから多分皆さん交渉してるんだと思いますんで、やっぱそういった観点で言うと日本のやっぱ物も買う力っていうところがすごく減ってきているっていうところもあるんじゃないかと思います。 その物を買う力っていう意味では縁が弱くなってるからなおさら買う力が弱くなってるっていうのもありますよね。うん。 そうですね。うん。うん。 そこにトランプ関税というものが今回乗っかってきてるわけですけど、これが 合意内容がちょっと曖昧すぎてどうなるのかが見通しがなかなか立ちにくいんですけど、この状況を今佐々木さんどうご覧なってますか? 私はこれはまだまだ全然右曲うあってこれからあの色々あの変わっていくだろうなと思うんですが、ま、一言で言うとなんか結構アメリカにいいようにやられてるっていう感じだろうなと思ってます。 で、というのも1 番のポイントはこのどっちかというと日本って今税率のところでいや 15% に全員統一されるんだとかいやそれに上乗せなんだっていう話をしてるんですけどアメリカがあの 1番こう気にしてるとこっていうか 1番こう望んでるところは 5500億ドル日本円で言うと80 兆円の大米投資なんですね。 で、もうこれ赤沢さんが最初こう合意し ましたって戻ってきた時からもうそのすぐ 後にラトニック商務長官は向こうでその ブルンバクとかのそのインタビューとかで この80兆兆円5500億ドルっていうの はもうトランプ大統領がこのプロジェクト をやりたいって言ったらそこに日本がお金 を出すんだっていう風に言ってるんですね 。でそれであのそれはじゃあ日本の企業が 投資をするのかって言って向こうの インタビューが聞いたらいやそんなことは 関係ないんだと。うん。 アメリカの企業がアメリカでトランプ大統領がこれをやりたい。で、そこにアメリカの企業が設備投資をするって言ったらお金は日本が出すんだと日本は銀行みたいなもんだということ。 銀行みたいなもんだって言いましたからね。本当にインタで だから結局それっていうことがそこがポイントなんですよね。でも日本はいやそれはなんかあのえ、政府系金融機関の出資だとか投資あのねあれだあのえ有資だとか言ってるんですけどそこの問題よりかはですね要はお金を出すって決まってるんだっていう話なんですね。 で、今回もこの15% の完全の話をこう聞いてるとですね、 ええ、 要はいつまで立ってもその例えば文章でちゃんと合意引しないじゃないですか。 はい。 あの、これ私にちょっと偏見かもしれないですけど、あの、私もアメリカの企業ずっと働いたっていうのでちょっと思うことがあって、 アメリカってやっぱり国の人がいるじゃないですか。 ええ、 だから言語もですね。 うん。 みんな完璧な英語なんか喋ってないわけですよ。 どんな正式なでもやっぱりすごい名りのあるね、英語喋ったりとかそんな英語得意じゃない人もこう喋ってるわけですね。だからなんとなくですね、表面的にオケーみたいな感じでこうなんとなく合意したように見える時があるんですがでもその実じゃなんかみんな同意な時があるんですよ。 あ、 だからこそなおさら文章にして例えば普通のなんかこうなるミーティングだったら E メールで全員にこう送ってこういうことで合意したけどオッケーだねみたいな感じでね。 それでオっていう風にするんですよね。 それがないとですね、どういうことになるかっていうと、ま、また口約束じゃないですか。 で、この後どうなってくるかっていうと、で、トランプ大統領があの、ここに投資したいんだけどどうする?お金出してって言うわけですよ。そうするといやいや、そんなことを言ってないと。え、じゃあそんなこと言ってないんだったら完税だって下がんないと。 そう、20% にするぞとか逆に言われ。そう、そう、そう、そう、そう、そう。 だって言ったことをやらないんだから言ったよねとね。 自分の犬のままに出すって言ったよねと。で、こっちは言ってないって言ってもいいやそっちだっていや、そんなこと言ってないよとやる。お金出すったから完全率下げるって言ったんだからそういうことになるのでまだまだ揉めると思いますね。 いや、なんかスタートラインな気がしますけどもね。 うん。うん。 で、これ5500億ドル80 兆円なので本当にどこまでこう本当に行くかどうかはまかないですがちなみに 80 兆円全部行ったとしたらド、ドル円相場がどのぐらい円安になるかっていうと 80円ぐらいなんですよ。 おお、 大体1丁1円なので ほほほ。 ま、本当に全部行くかどうかもわかんないですし、一ぺに行くわけじゃないから分散すると思うんですが、 インパクトとしてはそういう ぐらいのインパクトで加えて言うと EUは6000 億ドル約束してるんですよ。 で、韓国は3500億ですね。 合計1.5兆約束してるんですね。うん。 ま、そのうちの1/4 でも本当にアメリカに投資されたら結構アメリカ経済支えるしドルも押し上げると思いますよね。 うん。おお。 これでもその打ち訳っていうのが日本の中からこうニュースで聞くところによると元々ま、払う予定だったものをうまく書き集めてきて、えっとそれをリスト化しましたよ。だから実質的には 10% ぐらいしか払うことはありませんよっていう風に言ってるんですけども、その辺っていうのはやっぱりこうニュアンスの問題なんでしょうかね。 うん。と思いますね。例えばそのボーイングから 100 期買うてはい。あれはなんかどうもそうみたいなんですね。元々予定があるようなやつなんですけど。 でも5500 億ドルの米投ってどういうぐらいどういうイメージかいうと今の時点で米直接投資額の残高は 8000億ドルなんですよ。 うん。 うん。 今積み上げてきたもので8000億ドル でこっから5500 億ドルの投資を約束したわけですよ。うん。 だからとてもじゃないですけど、今後の予定絶対大きいと思うすごいろんなところから本当に書き集めて他国からも書き集めてこないとダメなんじゃないかっていうところ僕は一番そこ懸念しててやっぱ米にしてもま、一応ミニマムアクセス前の上限で、え、コミ移入するっていう風になった時に、ま、従来は多分半分ぐらい、え、アメリカから日本買ってて、ま、残りタイとかオーストラリアだったんですけども、これが多分 75%ぐらいに引き上がるとアメリカが。 そうすのは結局オーストラリアとかという日本に米を輸出していた企業が多分輸出量が半分になるんですよね。うん。うん。 ていうところで考えると、ま、えっと、今のは、ま、日本のだけの話なんですけども、結構いろんなところが、があの、投資しますよっていうのは逆にと日本に投資をしなくなるっていうものも出てくるんじゃないかっていうところも僕は懸念をしてるんですよね。 そうですね。確かにね。うん。 となると日本にとっての経済はこれプラスというよりはなんかマイナスの部分も随分出てくるんですかね。 僕はあれ個人的にですけども、あの先ほどあの佐々さおっしゃったように、あの完税がこれから 15% のまま日本が、え、トランプさんが退任するまでずっといるかどうか、これは、ま、下がる上がるもどちらもです。それはちょっと、ま、不透明だと思うし、何か変わる可能性もあるんじゃないかなという風に思うんですけども、ただうん、 えっと、ビジネスの観点で言うと、やっぱ日本って今のところで言うと完税のパーセンテージは世界に比べたら、まあ、低い方なんですよね。 で、ちょっとこれインドの例なんですけども、インドは、えっと、 4 月の当初の段階で、え、ま、周辺国、あの、インドは専業が盛ですから、え、バングラディッシュであったりとかベトナムであったりっていう、ま、同じく繊維で、えっと、アメリカに入出をしてる国に国に比べて完税率低かったんです。 はい。4 月の段階では。で、今回7 月の段階で完税どうなったかって言うと、インドは 50%の完税を貸されたわけなんですね。 うん。 で、バングラディッシュは、ま、えっと、ベトナムっていうとこは、ま、 20%から30% の間でまった。逆転したんですね。 これ4 月のにインドは何が起ったらこれで他国のいわゆるアメリカに出してるアパレル系をインドが全部完全の差で吸収するぞって言って湧いてたのがあのまインドは今あのロシアとの関係でアメリカから完全されてしまってもう今逆にもうアメリカの企業からお前らのところではもう買わないからどうするんだって言うて問い合わせが殺藤しっていうことがも起こってるんですよね。 なんで完税差っていうのはやっぱ特に製造業においては利益率低いからうん。 日本にとってはもしかしたら味方によってはチャンスになる可能性もあるんじゃないかっていう風にも思うんですよね。 うん。うん。 今のインドの話で思い出したんですけど、あのインドってそのロシアから原因を買ってるからて完税引き上げられてるじゃないですか。日本も駅化天然ガスロシアから買ってるんですよね。そうですね。 はい。 ぐらいはロシアからのそこをまう具に無視してもらってるのでいいですけど先揉めた時に 例えばいいや日本だってロシアから買ってんじゃないかと言って完全引き上げるぞっていう話もまたされかねないので まだまだこれから 不透明さんのことが多いと思いますねってことはまとめるとそのトランプ関税まだ曖昧な部分がたくさんありますけどもそれがマーケットに及ぼす影響っていうのは佐さんどうい っていう風にこう見ていけばいいでしょ。 はい。ま、まず1 つはアメリカにどんどん投資をしなきゃいけないということなので、私はドルがこれによって支えられると思いますし、だから円安になりやすいっていうこと。それからさっきのその、ま、日本にもっと投資しなきゃいけないっていう観点で言うと うん。 ま、日本に投資するどころかもっとアメリカに投資しますっていう話になるので、ますます日本経済にとっては本当は良くない。実質的にこうあの成長できないような形になる。 でも円安になるので名目所はあの株価が 上がってくみたいな名目だけこう膨らん でくような形になると思います。で、あと もう1つはこれだけこう他額の投資が アメリカにされるのでアメリカ経済を やっぱり支えるんじゃないかなということ ですね。ま、日本のそのいろんな案件とか 考えてもアメリカに工場を作ってそこで 生産を増やしますっていう話になるので、 それはやっぱりアメリカ経済をサポートし てくんじゃないかなという風に思うんです が、もっと長期的、10年とか20年とか 考えた時にこれがアメリカの派遣のなんか こうピークのところなのかなと。ま、こん だけこう保護主義的な国がずっと反映する とは思えないので、むしろなんとなくこう ピークの最後のとこに向かっていくような 動きなのかなという感じはしないでもない 。 ま、そこに対して投資をするっていうのはなかなかリスクがありますよね。やっぱりこう特に製造業の場合っていうのは工場書作るにもま何年もかかってすごい高くの設備投資をしますから今から工場作ってもおそらく稼働するのは 3年後4年後になった時に トランプさんやめちゃった時にどうなんだっていうところやっぱ企業としては考えちゃいますよね。 確かにそうそうですよね。やっぱ 多分こういったところが変わるかもしれませんからね。 うん。 人気には限りがありますんので、これから 3 年余りの間本んところ出ないって言ってますけども、なんかやる気は満々ですからね。 どうなるんでしょうか。 はい。 さあ、そして、ま、これだけ色々と円安は まだまだ続くとかインフレもまだまだ 上がっていくなんて話があると我々が 金融資資産としてどういう形で持っておく のがベストなのかベターなのかそういうお 話をまたこの次お話伺いたいと思いますの で気になる方はその後の配信の方も チェックしていただければと思います。 佐々木さんはさんこまでありがとうござい ました。ありがとうございました。

”ナンバー1為替ストラテジスト”佐々木氏が提言する日経平均株価「15万円」のシナリオとその根拠は?

円安・株高・インフレが同時に進む中、日本経済には”名目成長率”と”実質成長率”との間にギャップが生まれている!?

日経平均株価が史上最高値更新する中で浮かび上がる、日本経済の構造的な課題について徹底議論。

◆主なトピック
・日経平均15万円シナリオの条件
・円安と株高が同時進行する背景
・日本企業の対米投資80兆円の衝撃
・トランプ関税発動の経済影響
・名目成長率と実質成長率のギャップがもたらすリスク

◆出演
・佐々木融(ふくおかフィナンシャルグループチーフ・ストラテジスト)
・浜崎陽一郎(九州大学発IT企業Fusic 副社長/IT・AI分野の第一人者)
・田畑竜介(RKB毎日放送アナウンサー)

#日経平均 #円安 #株高 #日本経済 #対米投資 #トランプ関税 #FFG #Fusic #佐々木融 #浜崎陽一郎

7 Comments

  1. 政府債務の国債なんて中央銀行の日銀が買い取れば良いし、満期が来れば借り換えでしょう?日本政府と日本銀行を1つとして、とらえる統合政府論で考えれば、連結決算なら何も問題ない!国債の発行額が膨大だから利率を上げられない?だまされないよ!

  2. よい議論ですね!
    個人が、日本株の、
    長期積立インデックス投資を
    するのがよいと思います。
    適正なリスクテイク、適正なインフレですね。

  3. 新しい時代何が激変していくのかよくわかりません。でも、人口構成からある程度の今後の予想は出来るようです。
    税務署に勤める友人が相続税を納める人が増えていると言ってました。70代、80代、90代の資産を持っていた人が死亡し、40代、50代、60代の子供がその相続税を納めに来ているようだと言ってました。私の知り合いも、相続してましたが、相続税を納めるだけの額は無いのですが、うらやましい額の資産を相続してました。
    彼はその八割は日本株を買うと言ってました。
    日本の企業がもっと元気になって欲しいのと、老後の資金になればと言ってました。今、日本の金融資産だけでも、2000兆円と言われています。
    その大半は70歳以上の人が所有してますが、今後、その資産が猛烈な勢いで40代、50代、60代に相続され移りつつあります。私の知りあいのように日本の企業を応援したいと言って日本株を買う人が後5〜6年するとダムが決壊するように、猛烈に増えていく気がします、そのことは、医学的に統計上、間違いでもないようです。

    😊

  4. 現状を招いた原因は、金利を上げない上げれない円安誘導、更に紙幣刷り放題のインフレ誘導…。
    つまり大失政という事ですかね。
    で、被害者は国民、資産は減り続け貧乏まっしぐら!